CHERI E

CHERI E 36 ページ36

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インターホンの音がして
起き上がって玄関に向かう

向かってくる足音が聞こえたように
ドアの向こうにいる人物が

私の名前を呼んだ




JN「Aちゃん、一緒にご飯食べない？」







1人に慣れたい

人とい過ぎて
この一人という空間がキツい

だから、この空間に慣れたい。






「ご飯、今から食べる所なんです」






成る可く普通に
ドアの向こうにいるソクジンさんに言う

ご飯の用意なんてしてない。
何なら朝から何も食べてない

でも、お腹なんて空いてなくて
寧ろ何か食べたかのような
満腹感はなくてもそんな感じがする。

食べる気なんかなくて
泣き腫らした今の顔は分かり切っている。

余計な心配とかじゃなく
ただ部屋を出たくないだけ






JN「1人じゃなんか寂しいじゃん
だから一緒に食べようよ、ね？」

TH「ぬーーなーーー！！ご飯食べよ！」

JK「ぬなのご飯持ってきていいので
久し振りに一緒に食べませんか？」







何かいつの間にか増えてる
叫んだら近所迷惑だと思うけど…

世話焼きかな
心配性かな

はぁ、駄目だね、私









JN「え、僕もAちゃんのご飯食べたい」

TH「沢山作ってたじゃないですか」

JN「皆で食べるからでしょ？
でもAちゃんの料理も食べたい」

TH「すっごい美味しいですよ」

JN「いいなー」







私に言うんじゃなくて
この人達に行った方がいいと思う

私ではなく、この人達が
マイペース何じゃないかな





JK「ぬな、出てきて？
一緒にご飯、食べましょ？」







珍しいね
あまり誘うことのないジョングクくんが
誘ってくれるの

周りにも慣れだしたかな
私は君のお姉さんではないのに

私よりも年下の君を心配してしまう




「……待ってて、準備する」






一人になりたかったのに
同じ事務所の同じ練習生

こうも仲良くなれば
そうやって誘われたら嬉しいとは思う

自分の矛盾さに呆れるかな

仲良くなればなるほど
離れた時の寂しさや
心にぽっかりと開く穴だったり

埋まるのに時間がかかる方なのかもしれない私

でも、少しだけ埋まった気がする






JN「お、出てきた」

TH「ぬなぬな、ご飯持ってきましたか？」

JK「持ちますよ」

TH「あ、ジョングク僕も持つ」

JK「このぐらい持てます」




JN「離れていくわけじゃないよ
物理的には離れてても

ちゃんと会える距離にはいるから大丈夫」

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