四次元。49 ページ49
sh90
小久保｢一発かましてこい｣
その背中を押して、嬉しそうな顔をして打席へと向かって行くすずは、いつもと変わらず少年の様に見えて微笑ましい。
オープン戦ではスタメンでは無いものの、ベンチでプレーを見てたからこそ、ここで出してすずがこれ迄の試合で何を見てどう学んだのか、インプットからのアウトプットが早いすずは興味深い。
小久保｢楽しそうやなぁ…笑｣
周東「すずと相手の藤原って仲良いっすよね、確か」
牧原「うん」
東浜「仲が良くても対戦相手だから、容赦はないな笑」
うぉーーっっ!!!!!
近藤「A…笑」
栗原「めっちゃ嬉しそうで楽しそう笑」
すず、今でっかいスクリーンにはニッコニコの笑顔のお前が映し出されてるぞ…笑
ニコニコって言うか、ニヤニヤに近いかもしれないけど
その打たれた藤原もニヤニヤしてるけど、お前さんの監督見てみろ。ちょっと苦笑いしてるのがちょっと申し訳なくなるからやめなさい。
それに思い出して欲しい、今試合中なんだよ、すず。そんなにこやかに試合してるけど、今オープン戦。ちょっとは、ね？試合に集中しようか。
「ゆーきさん！！」
柳田「よーやったぁ！！笑」
「へへっ笑」
周東「何で俺の所来ないんだよー」
「来たじゃん！笑」
今宮「流石Aでかした！笑」
「んふふっ笑」
流石、本当に流石だと思う
よく人を観察し、自分のバッティングの技術で翻弄させる。すずは真面目と言う訳ではない。真面目なのは時々で、あるかないかの差がある。
でもちゃんとサイン通りにはしてくれる。ちゃんとね？俺も監督に就任したばかりだし、すずをよく知ってる訳ではない。過去の試合を見た事あるけど、すずは本当に周りに伸び伸びと育てられた感は大いにある。
周りに影響される事なく、スランプにさえ悩まされる事も怪我もなく。
小久保｢変幻自在のスイッチヒッター…｣
「かましました！！」
小久保｢…笑 よくやった！笑｣
「ひひっ笑やったぁー！」
山川「振りは少し甘かったな」
「ですよねー、当たりがもう少し上だったら
あと少しは伸びましたね」
山川「すずってどっちが打ちやすいとかあんの？」
「ない！」
甲斐「元気な返事笑」
「どっちが片方だけってのが嫌だった学生時代、
杉谷さんのプレースタイルで学んで今があります」
｢｢ へぇー！！ ｣｣
(あれ、でも松永さんは？)
(簡潔的に杉谷さんを見て、そこから松永さん見てた)
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 525人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RIKU
| 作成日時：2023年11月11日 11時
