四次元。35 ページ35
Sh23
山川「あれ、すずってピアス開けてんの?」
あ、久し振りの反応
こんすけさんがホークスに来た時も同じ反応して、同じ言葉を言ってた。ピアスは付けていなくても、そこそこ穴って見えるからか、ほたさんみたいに「穴だらけ笑」と言うのも無理は無い。
ただ今日は外し忘れたのか1箇所だけ穴が塞がって、チラリと金属製のピアスが見えてる。それでもって、Aがピアス付けてると触りたくなる。
山川「いつ開けた?」
「高校卒業して直ぐですかね。
弟と一緒に開けました」
山川「弟も同じくらい開いてんの?」
「んーまぁ、そんなに変わらないかもしれない。
お互いバチバチ開けちゃったから笑」
山川「ほーん」
周東「今日は何でつけてんの?」
「単に外し忘れたんで、もういいやって」
周東「開き直ったんだ笑」
決して素行が不良だったり、特別問題児って訳では無い。成績はいいし、真面目か不真面目かと聞かれれば真面目寄り。だけど、本当に突発的なタイプ。次の日には髪の毛が染まってたり、こうしたピアスが開いてたりと、吃驚される事の方が多い。
あと、行動範囲が鬼広い
方向音痴ってのもあるけど、行動力も思考力もAのペースに呑まれる。
山川「すずあってして」
「あ?」
山川「あー、舌ピは開けてないんだ」
「開けませんよ、怖いし」
山川「これだけピアス開けてて怖いもんないやろ笑」
「いやいや、耳と舌とじゃあ
聴覚を失うか言葉が話せなくなるのとじゃあね?」
山川「まぁ、そう考えれば怖いな…
いや俺としてはどっちも怖い」
「ネタにされるより?」
周東「A…笑」
流石にそれよりも聴覚とか言葉が話せなくなる方が怖いでしょ笑それに、幾らそこそこのスポーツ選手が記事やニュースにされようと、本人を前にそれは禁句だと思う。
絞め技かけられて、ご愁傷様
「痛かったー」
周東「プロレスだったね笑」
山川「言ってそこ迄かけてないわ笑」
「いやほら、体格差があるじゃないですか」
山川「おーおー、もう1回かけるか?」
「こわー笑」
山川「うきょってすずの顔触ってる事多いよな」
周東「触り心地が良くて」
「手垢を擦り付けられてるんです」
山川「言い方笑」
周東「絞め技かける?」
「格闘家に方向転換してそちらで戦い下さい」
周東「ふふっ笑」
顔ちっさ
片手でもAの顔面掴める。でも鼻高い。どちらかと言えば昭和顔っぽいけど、端正な顔で好きな人は好き。俺はAの顔好き。
(A整形とかはしないでね)
(今年も怪我とか出来ませんなぁ)
(うん、怪我もしないでね)
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作者名:RIKU | 作成日時:2023年11月11日 11時