四次元。30 ページ30
Sh 9
柳田「お、来た」
方向音痴のやつが来た
もふ毛だったのがサッパリして、髪の毛の色も少し明るくなってる。その頭が後頭部しか写ってないのはどういう事か。
柳田「真逆に行っとるやん…笑」
今はもう男前と一緒に来てるからアレだけど、寮生活の時でさえ誰かと一緒に行くか帰るかする位の方向音痴。まったく困ったもんだ。
この写真送れば気がつくかな
今でも球場迷うもんなぁ。ホームはやっと覚えたって感じやから、まぁ良しとする。頭が良くて方向音痴ってのは、何かA見てると面白い。工藤監督の時毎回呼び出されてたのもまた懐かしいな…笑
柳田「来たな」
「おはよーございまーす」
柳田「おはよー」
「実物で見ると光ってますね」
柳田「やろ？Aも光っとんな」
「サッパリしてきたんで笑」
柳田「それで方向音痴じゃなかったらなー」
「探検したくなってん」
柳田「人との待ち合わせん時に探検すな笑」
｢へへっ笑｣と得意気に笑いよるけど、Aは自称冒険家であり探検家らしい。流石に試合ある日にドームとかで冒険も探検もしないで欲しい。
今でも思い出す。ドラフトで入団した時の初めての試合で、相手側のベンチから出てきた事。それもホーム戦。工藤監督爆笑しよったなぁ…あんな笑顔中々見れんから、色んな意味で大型新人。
佐藤「おはようございますっ！」
ｲﾋﾈ「おはようございます！」
柳田「はよー」
「おはよーございまーす」
佐藤「すずぎーさんと来たん笑」
「そ。待ち合わせしてきた」
佐藤「方向音痴やもんな」
「違う、冒険家であり探検家なんですー」
ｲﾋﾈ「どこに冒険？」
「えー、…そこら辺？」
柳田「ただの迷子」
佐藤「確かに…笑」
商業施設とか…、あいつ1人には出来んな。いつ館内放送で呼び出されるか分からんし。あと弟の方も方向音痴やったな。お姉さんは違うみたいやけど、下2人が方向音痴やったら、そりゃそうなるな。
弟2人が方向音痴…笑
これが自由に伸び伸びと育てられた人間の性かと思えば、何か遠い目になる。
佐藤「ぎーさんぎーさん」
柳田「ん？」
佐藤「俺らもっす笑」
柳田「何が？」
佐藤「すずを自由に伸び伸びと育てたの、
俺らも入ってますよ笑」
柳田「確かになぁー…、
しかも工藤監督が最早そうした様なもんやしなぁ笑」
佐藤「まぁ、まぁ…笑」
ｲﾋﾈ「すずどこいくの！？」
「えー、こっちでしょ？」
佐藤「すず！そっち行ったら捕まる！」
柳田「っははw」
「え"！？」
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 525人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RIKU
| 作成日時：2023年11月11日 11時
