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四次元。23 ページ23

LT 1







" よく遊びに行く友達は? "って聞かれれば、迷いなくホークスの寿々花Aと答えれる自信がある。最早毎年の如く、お互いのスケジュールが合えば何処にでも行く友達。

今回は、WBCとチャンピオンシップの優勝を記念も兼ねて、今年も今年とて旅行に来ている。それも、今回は長野旅行。




「温泉!温泉!」

藤原「其の儘飛び込むなよ?」

「もう20代を3年生きてる人間だから平気」


藤原「10代迄は飛び込んでたってこと?」

「まっさかー笑」




温泉付きの部屋。大浴場よりかは当たり前に広さは小さいけど、でも2人で貸切なら丁度いい大きさ。国内旅行の醍醐味って、こう言う所だから楽しいと言ってた過去のAに心から同意する。

今思えば、Aと知り合ってから5年は経つけど、その5年間の中で色んな所行ったなぁ。リフレッシュとしての貴重なオフシーズンでも、結局は野球でも何でも、スポーツの話で盛り上がってはワイワイとしてる。

正直に言ってしまえば、WBCに選ばれて世界からも注目される様になったAに嫉妬はあったけど、今回のチャンピオンシップに選ばれてよく分かった。この状況、この雰囲気、あのプロ野球界の先駆者の様な人達がいる中で、よく自分を保っていられたなって。

凄かった…




藤原「っぶぇッッ…やったな、笑」

「ひひっ…ぶわっ笑」


「「 っはは笑 」」




藤原「はぁー…」
「温泉はやっぱ最高ー…」
藤原「それなー」


「きょーたー」

藤原「んー?」

「んーふふふっ笑」

藤原「何やねん笑」


「いやぁ、疲れ取れんねぇ」

藤原「そやなぁ」



「「 ふぅ…ふふ笑 」」




横を見れば、いつものくるくるパーマが萎れてるけど、それでもやっぱり水も滴るいいやつ。ルックスからして女性ファンが多い様にも見えるけど、実績やそのプレースタイルから男性ファンも負けずといる。

ファンサをしてる時なんかはニコニコしてる事が多いけど、バッターボックスに立てば、その表情なんて一変してしまう。同じ外野手同士、距離こそあるけど対面すると緊張する相手。

ホームラン量産型で、まさに投手が嫌う選手の内の1人




藤原「Aさぁ、」

「んー?」

藤原「お前、少しは手加減してくれん?」

「んふふ笑手加減された試合が楽しいんなら手加減する」


藤原「楽しないからやっぱなし」

「ふふ、言うと思ったー笑」

藤原「ほんまに、Aのそう言う所なぁ…笑」



「ゲームに手加減なんか必要ないねん。
楽しむのに本気の全力をかけるだけで楽しいやん笑」


















(流石頭脳派)
(脳筋の対義語みたいやね笑)
(確かに笑)

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作者名:RIKU | 作成日時:2023年11月11日 11時

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