四次元。20 ページ20
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いつもの私服とはまた違って、スーツを一段とキメて来た寿々花くんは一際目を惹かれる。
ユニフォームとはまた違う雰囲気があって、そしてなにより脚の長さが際立つ。髪型も、つい最近あったファンフェスの時より落ち着いたパーマで、だけど柔らかな茶色と相まってふんわりした感じは残ってる。
寿々花くんって、顔の系統からして昭和イケメンって感じがある。写真で撮るとアンニュイな感じがあって、味が出る。
和子「寿々花くん、柳田くんと来たんだね笑」
柳田「いやー、送り迎え担当っすから笑」
「存分に甘えました笑」
柳田「A帰り運転な」
「えー、どーしよっかなぁ笑」
柳田くんと並べば兄弟の様で、ファンからの人気も高い。寿々花くんはお姉さんと弟くんがいるけど、特に球団自体が年上の人が多いから弟っぽく見えるのは確かで。それに性格も性格で可愛がられてる。
弟系ではあるし、ふわふわしてる子だけど試合となると一変するからそこがまた刺激的なんだろう。
正装姿の寿々花くんを撮ると毎回「寿々花選手のハーフ説」が浮上し始めるのには面白いんだけどね。
周東「Aの身長の高さが際立つ」
「どんなに背伸びをしても勝てない180cm」
周東「あ、バカにした!笑」
「んはっ、してませんー笑」
そしてここはよく戯れてる
大体周東くんに追いかけ回されてキャッキャしてるけど、それもまた可愛いと言う分類に入る。男子校のノリみたいな感じが、野球界の球団は特にあるのも分かるけど、周東くんとも何方かと言えば兄弟に見える。仲のいい兄弟で、寿々花くんの手を引くのは周東くんか板東くんだったりが殆ど。
だけど今年のキャンプは周東くんが年長者で、しっかりしてる所があって頼れるお兄さん感があったけど、途中参加の寿々花くんが来た瞬間のホっとした顔を見た時は、周りに気を使い過ぎてたのかなって感じた。
寿々花くんで気が楽になるのも、何だか兄弟味が溢れる
近藤「俺何気に初めて見たかも」
「俺を?えー、いつも会ってるのに」
周東「Aがいつも会ってんのは板さんでしょ笑」
「今年は板ちゃんとうきょさん家で
ピンポンダッシュのイベント開くね」
周東「せめて普通に遊びに来て欲しいかな笑」
近藤「めっちゃお洒落」
「でしょ、父さんのお下がり」
柳田「そうなん?あの人あの顔でこんな服着るんやね」
「父さんが着ると渋くてカッコイイよ」
周東「あー、確かに分からなくもない」
(因みにどんな顔?笑)
(強面)
(えー、そこ迄はないと思うなー)
(( あるある ))
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作者名:RIKU | 作成日時:2023年11月11日 11時