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四次元。14 ページ14

Sh64







「さぁ、始まりました宮崎カップ

第1レーン周東佑京、第2レーン柳町達、
そして第3レーンには水谷瞬が並んでおります」


生海「競馬?」



「On your mark..set,」

生海「発音笑」




一応、同い年

だけど今年に入ったからまともに話した事はない。だけど、今年に入って、チームとしては悔しい結果でも、個々で見れば誰もが結果を残してる。その中で、寿々花さんの名前も上がってて若鷹のエースの名は伊達じゃないと思ってる。

その人が、隣で…それもプロならでわの指導がある中、マイペースに取り組んでる寿々花さんが凄い…。




吉田「あ、あの…」


「お、お?」
生海「吉田くんね」

「あぁー!けんちゃん」

生海「早くね?あだ名つけんの」

「長い付き合いになるからいいでしょ、ピクミン」
生海「いくみんな…いや生海だわ」


吉田「けんちゃんで大丈夫です!笑
まともに話せてなかったと思って…吉田賢吾です」

「寿々花Aです」




確かに長い付き合いにはなるし、同い年ではあっても年功序列的に言えば寿々花さんの方が上だし。

打撃練習とかも見てたけど、近くで見ると凄かった。前足を上げるか上げないかで距離って変わるんだなって思ったりもしてたけど、両打ちの寿々花さんは左右の打席に入った時で変えてるみたいで。

一球も漏らさず、殆どがホームランに上げられてた




吉田「あの、」

「ん?」

吉田「俺、左打ちなんですけど…
寿々花さんが左打ちの時って、

意識してる所とかありますか?」

「意識…えー、球を…飛ばす?」

生海「ふはっw」


「ねー笑うなや笑」

生海「だって、笑下手すぎん?アドバイスw」

「えー、じゃあいくみん答えてみーよ」

生海「俺?笑えー、意識してる事…


Aを超えるホームラン量産型」

「ふっ笑」


生海「鼻で笑うな鼻で笑」

「でもさ、実際何処を意識したって、
結局は試合中って言ったらテストと同じ様なもんでしょ。

テストの時には記憶とか思い返すんなら
試合中には練習を思い返せばいいじゃん。


試合中に体の部位迄意識してると、
それこそ乱れそうだから俺はやらないかな」

生海「そう言うもん?」

「そう言うもん、じゃないの?」


吉田「なるほど…」

「キャンプともなれば人の打法とか色々知れるから

そこをチマチマ盗んで、
自分の打ちやすい方法を見つければいいんじゃない?」

吉田「手始めに寿々花さんの、見ていいっすか」

「えー、照れるからやだ笑」
生海「俺もみたーい」














(手始めにいくみん見たら?)
(あ、はい、)
(俺が複雑なんだけど)

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作者名:RIKU | 作成日時:2023年11月11日 11時

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