四次元。2 ページ2
Sh23
「かっっったっwははっw」
周東「おい」
「んふふっ、ふふwww」
周東「どんだけ笑うん笑」
「だって、へへっ笑あれ、こんな硬かったっけ？笑」
周東「悪かったな硬くて！笑」
「はははっw」
もじゃもじゃしたパーマのキャラメル頭が擽ったいけど、羽交い締めかの如く捕まえれば、ケタケタと変わらず笑う。
宮崎キャンプが始まって、自主練だから最初の内はAはいなかったけど、今日やっと来た。マジで今迄自分よりも年上の人がいたし、コーチも監督もトレーナーもいたしだったから、正直自分がいざ最年長としている事が、心細さは少なからずあって。
Aが来ても、年下が増えるだけだから状況下は変わらんけど、それでも安心感はある。
周東「ぎーさんは？」
「ゆーきさん？んー、その内来るんじゃないっすか？」
周東「ふーん」
「前屈手伝いましょーかー？笑」
周東「お前ぇ、自分が柔らかいからってなぁ！笑」
「ふははっ笑」
周東「軟体動物め」
「じゃー、うきょさんは節足動物っすね」
周東「俺は足が長いから届いてないだけですー」
絶対失礼な事考えてんな、こいつ
そりゃAと比べれば短いけどさ。短いけどそれはAの身長が高いからってだけだし。192cmの長身のAと比べたらそりゃ小さいですよ、ええ。
だからと言って上から下迄見るんじゃない
そう思って見上げたAを見れば、またけたけたと笑い始める。本当、可愛いやつ。
「そう言えば久し振りに乗馬してきたんすよ」
周東「へぇ、どうだった？馬」
「めっちゃ楽しかった」
周東「あー、そう言えばぎーさんと行ってたな」
「そうそう。体験出来るらしいけぇ行ってこいって言われて
体験しに行ったら行ったでめっちゃかっこいい子だらけでさ」
周東「いーなー」
「うきょさんよりも速かった」
周東「俺人間なんで」
「あれ、節足動物じゃ…？」
周東「だーれが虫じゃい笑」
「ひひっ笑」
多趣味だから、オフになればSNSから存在が消える
シーズン中は更新頻度高いけど、その分オフになれば更新頻度が落ちていなくなる。けど、大体いつも湧梧さんのインスタにいる。一緒に過ごしてる率が高いし。
陶芸してたり、ツーリングしてたり、キャンプしてたり。後は、いつの間にか日本にいなくて、いつの間にか日本に帰ってきてたり。そんな話をキャンプが始まれば聞くのが、Aが入団してからの楽しみだったりする。
「あ、差し入れとしてお土産持ってきたんで
うきょさんも食べてね」
周東「おー、ありがとー」
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作者名：RIKU
| 作成日時：2023年11月11日 11時
