猫。34 ページ34
B 4
「俺って熱愛出たらどうなるんだろう」
森「熱愛されるような事したんですか?」
「んーん、俺はほら
究極のインドアプロ野球選手で有名だから」
森「俺その通り名初耳っすよ」
「そう?」
森「はい」
ある日、突然ももさんがこんな事を言った。正直言ってしまいたいのは、この人に女っ気が無いのはファンも知ってるよって事を、今すぐにでも言ってやりたい。それでもって、「女っ気がないから出る事もない」と。
まぁ、本人もそんな事は分かってるだろう。その事を知ってる上で言ったって所だろうか。ももさん、好奇心が過ぎる…。
中嶋「もも」
「はい」
中嶋「ちょっと」
「「 ??? 」」
中嶋監督の手には1枚の紙があった。中身は見えなかったから分からないけど、あれは?あれだったりするのだろうか。
昨日話していた事が、まさかのタイムリーかデジャブにも思える何かが始まろうとしているのではないだろうか。
もしも、だとしたら荒れる所が出てくる。その前に、どうにか策を考えておかなければならないかもしれない。
西野「で何で俺なんだよ」
森「いや、もしもの場合に備えて。正直俺だけじゃ
百々瀬A愛護団体強化メンバーには勝てないと思って」
西野「…俺も勝てねーよ」
大城「なんの話しっすか?」
森「いやー、実はさ---」
大城「マジか。アイツら絶対やばくない?」
森「ですよね」
西野「よーし大城、お前も入れ」
大城「はい!」
こうして、もう2人の通りすがりの山田さんと近藤さんを加えて、荒れ狂うであろう百々瀬A愛護団体の強化メンバーを抑える会が発足された。
5人であーだこーだと話し合ってから15分。廊下には様々な足音が聞こえ始めて会メンバーには冷や汗が滴る。この足音はきっとあの人達に違いないとお互いアイコンタクトで頷きあい、プランAかBかCかの何かを遂行する。
山本「Aさん見ませんでしたか?」
近藤「あー確か奥の方に、」
山本「颯一、行け」
山崎颯「おう!」
そう来たか。いやでも、出入り口を塞げさえしたらこっちの勝ち。孫ポジの宮城、くれ、ペータも動いてて、由伸とさちさんは門番の様に仁王立ち。
さぁ、どうしようか…。
山田「あ、そう言えばさち」
山崎福「はい」
山田「誕生日プレゼントさー、
渡せてなかったから今渡したいんだけど」
山崎福「あぁ、後でで大丈夫です」
西野「そう言えば由伸、
ノーノーの時の写真送りたいんだけど」
山本「送っておいてください」
西野「いや俺ガラケーでさー」
山本「貴方スマホでしょ」
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作者名:RIKU | 作成日時:2023年8月24日 9時