猫。31 ページ31
B 5
西野「Aってさ、嫉妬ってするの？」
山本「え？」
西野「いやだって、由伸達はことある事に嫉妬心剥き出すけど
Aからの嫉妬って受けた事ある？」
まぁ、Aの事だから無いだろうなぁ。人は人、自分は自分精神のあいつだから、誰かに嫉妬心あったらそれはそれで気になる所だけど。
当の本人からもあまりそんな言葉が出てる所は、見た事も無ければ聞いた事もない。誰かに嫉妬するよりも、自分のプレースタイルに繋がる事に取り入れる位はしてるんだろうけど…。
でもそれはあくまでも野球に関する事であって。実際いつも近くにいる人間であげるなら、由伸や亮が自分以外の人と話しようが仲良く戯れていようが、表情一つ変える事は無いし。その逆は大いにあるけど。
西野「由伸？」
山本「はい？」
西野「実際嫉妬された事ある？」
山本「んー、Aさんの場合嫉妬所じゃないですよ」
西野「え、え？」
山本「ふふっ笑」
西野「どう言う事？」
山本「1回だけあったんですよね。
それこそ記事になってしまって、否定文もちゃんと出したけど
いやー、あの記事よりも
Aさんの機嫌治して貰う方に正直精神削りました笑」
あぁ、そう言えば1回だけあったっけ。確かにお互いそう言う関係ではない旨の否定文も出てたけど、あの時はあの時でAと一緒に居ない事の珍しさの方が勝ってたけど、でも練習中とかも普通だった気がするけど…。元々あまり多くを話すタイプじゃないからアレだけど。
…あ、あぁ
確かあの時福也の家に帰ってたっけ。元々はAの家に由伸が居候する形で2人今でも同居してるけど、あの時福也の家に帰ろうとしてたAを無理矢理にでも手引いて帰ってたっけ。
そりゃ精神削るわな。うん。
西野「今日LINEニュースなってたよ、そう言えば」
山本「いや、あれ位ではまだ大丈夫っす笑
Aさんも知ってますし、あっちも知ってるんで」
西野「あぁ、用意周到だな」
山本「過ちから学ぶ事もあるんで笑」
西野「まぁ、確かに」
山崎福「Aー、離れてー笑」
「えー？もう少しー」
山崎福「それさっきも聞いた笑」
西野「バースデーボーイに甘えたじゃん今日」
山本「ですね。見せ付けてくるからまた腹立つ」
西野「まぁまぁ、そう怒るなって笑」
あ、引き剥がされた。Aはなぁ、中々に難しい。だって一見Aへの執心が一方的に見えても、時々お互いがお互いに執心的にも見えるから。
(さちさーん)
(Aー)
(アダムの創造…??)
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作者名：RIKU
| 作成日時：2023年8月24日 9時
