猫。17 ページ17
・
《 オリ姫 》
1度踏み入れれば沼。それ程奥深い百々瀬A選手を、今日も眺める。それも、今日はテレビ越しなんかでは無く北海道のエスコンフィールドで。
初めて来たけど、何だか面白い形をしている。
ドームはアーチ型が多いし、スタジアム何かは大体が屋根がついてなかったりもするけど、丸みを帯びた作りとなっている。
エスコンフィールドは、何処か大型の倉庫とかガレージっぽさがある様な三角屋根で。ドームとかスタジアムとか、行った回数は少ないけどそれでもそれらよりもまた一段と違った広さを感じる。
そして、お待ちかねのオリックス・バファローズ
舞洲にいた山本由伸選手が先発を務める今日。そんな山本選手を右に、左には百々瀬選手とバッテリーを組んでる、女房役の石川亮選手に挟まれて、談笑しながらもグラウンドに入ってくる3人に、月に一度貰えるお小遣いとお年玉と年1の誕プレで貰ったお金を貯めに貯めて叩いた一眼レフを構える。
正直、頑張った!辛かったけど、頑張ったと胸張って言いたい。月一のお小遣いと共に、学年順位でTOP10入りしたらお小遣いupの約束を、TOP5に入って更にupしてもらった。
いやぁ、ね。頑張ったよ、私。ありがとうお母さんお父さん。そして誕プレで観戦チケット買ってくれたお姉ちゃん。
「あぁー、生きててよかったァ…」
今日も今日とて最高のビジュ。素敵な素敵な御尊顔です。まじで百々瀬選手に恋してからは、学校の男子共が子どもに見えてタイプじゃなくなる。百々瀬選手と付き合いたいけど、流石に無理があるからと、百々瀬選手に似た人を探した事はあっても、やっぱ本物が1番たまらん。
仙台育英、入ればよかったなぁ…。百々瀬選手の母校。マジ羨ましい。同じ空気を私も吸いたかった…。帰り宮城寄って少しだけでも空気を吸って帰ろうかな。
伏見「ももー!」
.「は、山本選手の恋敵…」
正直ボーイズやガールズのそれ等には興味は無いが、百々瀬選手を巡る恋路は好き。基本的に色んな人に引っ付かれるタイプの百々瀬選手だけど、自分から行くのは世にも珍しい。そんな時こそ大体は山崎福也選手や山岡泰輔選手、そして山本選手だったりするけど、この伏見寅威選手は無条件で百々瀬選手が近付く人。
あくまで私の見解だが…。
.「たまらん…。3人で伏見選手の所に行くとか…。
マジでそろそろ百々瀬選手どっちか決めた方がいいと思う」
#あ、笑った
(今日は昨日の腹いせにしてやります。由伸が)
(俺w…はい。やります笑)
(そこはももじゃないんかい笑)
・
527人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:RIKU | 作成日時:2023年8月24日 9時