猫。12 ページ12
Sh 7
柳田「ももがメジャー行かん事が唯一の救い」
中村「それよく言うね笑」
柳田「いやだってそうやん!?
もも迄行かれたら、会える頻度更に少なくなってヤダ」
中村「ヤダって…笑」
本当好きだなこの人。まぁそっか、Aが甲子園の頃に出た時から目付けてた位だし、オリックスに交渉権取られてから荒ぶってたし。何ならAがオリックスに入団決まった時も更に荒ぶって、仕舞いには「俺もオリックス行く!」か「いつになったら百々瀬トレードするん?」って毎日の様に言ってたし。
毎回会ったら会ったでホークスについてのプレゼンをした後、二言目には「んでいつホークス来るん?」ってのをにこやかに言う。
だけど一向にトレードしないし、一向にAは来ないって言うね。
石川「Aさんってメジャー興味無いんですか?」
あ、Aの女房役君が地雷を踏んだ。て言うかオリックスって、イケメン揃いだよね。それも系統違いの。まぁ、うちも大概なんだけどさ。
でもって俺も気になる。Aのメジャーへの興味と関心。
「興味はあるけど、行きたいとは思わないかな」
中村「そうなん?」
「日本が世界一になったんだし、いいかなーって」
中村「軽いな、お前」
柳田「そこがええんよ!な!」
石川「はい!」
謎に意気投合して、Aについては熱弁する2人はこの際放っておこう。て言うかその子の名前なんて、絶対ギータさん知らないでしょ。貴方が可愛がってる大好きなAのチームメイトなのに。
確か石川君だっけ?日ハムにいた人だった気がする。伏見さんが日ハムに行った代わりに来たのかな。あの人も基本的にAの近くにいたし。
まぁいいや
中村「て言うかオリンピックには出てWBCは断ったんだ」
「はい」
中村「それは何で?俺気になってたんだよね」
「んー、花形の選手がいい所を取っていく過程の中で、
どう人の畑を荒らすのかに興味があったから?」
中村「…分からん」
「二刀流の大谷がいて、令和の怪物の佐々木がいて、
三冠王の村上がいて、最年長のダルビッシュがいる。
名が通って名を馳せてる人程注目があって
且ついい所を持っていくのなら
そこ迄に持っていく人達が、相手の畑を荒らしに荒らして
それをどう利用してかっさらっていくのかなって」
中村「考えてる事えげつな…笑」
「まぁでも、世界1位の国になったんなら、
態々国境を渡って迄俺は行かなくていいかな。
税金高いし」
中村「絶対最後のが理由だろ」
(結局日本が住みやすい)
(動きたくないだけだろ)
(はい)
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作者名:RIKU | 作成日時:2023年8月24日 9時