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猫。2 ページ2

B13







" 百々瀬ぇ───!!好きだァ! "




「「 !!!!!? 」」



山崎颯「誰だぁ!!」
山本「何処の誰だー!」
石川「Aさんのなぁにを知ってるー!!」



山崎福「あいつ勇者だな」
宗「怖い…」


安達「何か毎年聞いてる気がする」
宮城「そうなんですか?」

「同じ人かなー?」
安達「お前毎回言われ過ぎて声の若さ気にしてねーだろ」




確かに、若い声だったな。皆も気になってか声の方見ては、颯一さん達みたいに騒いでる人もいれば、爆笑してる人の2種類がいる。一方で当の本人は、そんなの慣れっ子の様で。一瞬そっちに目を向けたけど、またいつもの様にのんびりとし始める。

まだまだももさんの事は知らない事だらけだ。こうして告白をされても、動じなくなってるけど、俺は知ってる。ももさんの耳が少し赤い事に。

まぁ、恥ずかしいよな、そりゃあ。人前で、それも大勢がいる中で男に告白されるんだもん。




安達「圭太も圭太で意地悪ー笑」

宮城「え?…あれ何言ってるんですか?」

安達「さぁ?でも、圭太っていつもあんな感じで、
さっきの声のした方を指しながらなんか言ってんの。

何言ってんのかは知らんけど、それでほら」


宮城「圭太さんも中々にももさんの事好きですよね…」

安達「まぁ、それは言えてる。

だってあいつ、確かAが大学の時に態々試合見に来て
絶対オリに入るって言って有言実行したやつだから」

宮城「圭太さんそんな事言ったんすか!?」

安達「うん、言ってた笑」




いつもは引っ付かれる側の人間ホイホイのももさんが、圭太さんに寄りかかってる…。でもって表情は照れ笑いみたいな感じで、圭太さんの胸を猫パンチしてる。それを見つめる圭太さんの目は柔らかで、それでいて微笑んでる。あ、こっち見た。

こっちって言うか…、声のした方???


何だろう、悪寒がする。あれ、俺今日先発なんだけど大丈夫かな。て、ももさん連れて元通りになってるし。

圭太さんも圭太さんで、何気に女房役の石川さんや最早彼女ポジの様な由伸さんよりも、ももさん大好き人間…なのかもしれない。




山崎福「Aー、耳真っ赤じゃん笑」

「圭太に意地悪された…」
中川「してないって笑」

山崎福「圭太が意地悪なのは今に始まった事じゃないじゃん」

中川「ちょ笑さちさんそれは酷い笑」

「確かに」

中川「Aさーん?」


「圭太の俺その顔嫌い。悪魔」
中川「えー?笑」
山崎福「悪魔からは離れて俺といようね」








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作者名:RIKU | 作成日時:2023年8月24日 9時

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