鷹 46 ページ46
Sh23
｢｢ うぅわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ！！！！ ｣｣
周東「きれぇー笑」
「ですねぇー」
｢｢ 空気が…笑 ｣｣
周東「真似しないでくれませんー？笑」
「周東さんこそ笑」
空気が澄んでいて、それでも少し湿っ気のある匂いが少しあるけど、普段から自然に囲まれる事って中々ないからこそ山中の空気感が色々とデトックスとなる。
杉の木が立ち並ぶ中には、これまた立派な五重塔があって。国宝と呼ばれるだけあって、古き都の京都とはまた違った貫禄がある。
「かっこいいですね…」
周東「ね」
自然っていいなぁ…野うさぎ追いかけてたのが懐かしく思えてくる…。ここ迄山々しい感じとかではなかったけども、野生の動物とか出てきそう。いるっちゃいるんだろうけどね。
鳥の鳴き声とか、虫の鳴き声とか。風によって微かに揺れる草木や葉っぱの擦れる音だったり。
後は、人工的な光に当たる事が多い中で、こうした自然光なんかも体に染み渡る。それからこの自然の空気も。
｢｢ はぁ… ｣｣
「気持ちがいいですねぇ」
周東「体に染み渡りますねぇ」
「ふふっ…笑」
周東「なに？笑」
「いえ、何でもないです笑」
周東「いやあるでしょ笑言ってみ？今なら怒らないよ」
「怒られる様な事は思ってはいませんよ笑」
周東「じゃあなに？」
「いえ、ただ…こう言う自然の中を
好きな方とのんびり歩いて、お話して、癒されて、
そういう満喫の仕方もあるんだなぁって思っていただけです」
周東「他には？」
「え？」
周東「その他にも何か考えてたでしょ。
俺分かるよ、そんな俺がドキッとする事言うだけ言って
他に考えてるのを秘めてる事なんてお見通しだからな！」
「あぁ、ドキッとはしたんですね笑」
周東「したよ！」
「何でキレ気味何ですか笑」
周東「Aが何かを秘めてるから」
「ふふ笑言葉全体を聞いてた上で秘めてるのであれば、
まだまだ伝わりが足りませんでしたかね？」
周東「…うん」
「佑京さんとこうして過ごすのが楽しいです」
あーもう、ほらまたそうやってさ
普段はキリッとしてんのに、ふとした瞬間の少女感と言うかあどけなさのある顔。顔が綺麗だとこんなにも可愛く見えるのって狡いと思う、俺。
周東「A」
「はい」
周東「俺も楽しい」
「良かったです」
周東「もーだめだぁ…
楽天戦でやられたらどうしてくれるのさ」
「そこは、公私混同せず力量を発揮して、
最後迄頑張ってください」
周東「はい笑」
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作者名：RIKU
| 作成日時：2023年8月23日 21時
