鷹 22 ページ22
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和子｢わぁー！！｣
「和子さん」
和子｢んー？なぁに？よいちゃん｣
「周東さんが映し出される度に私の方を見ないで下さい」
和子｢いやー、初カレの活躍を見守るよいちゃんの
ついつい反応が気になっちゃって｣
「気にしないでください」
和子｢ふふ笑照れちゃって可愛いねぇ…笑｣
本人は気付いてないかもしれないけど、満塁決めた時には目をキラキラさせてて可愛かったし、周東君はこう言う所も含めて惚れたんだろうなってのがよく分かる。
公私混同私情を挟む事無く仕事に打ち込んではいるものの、だけど何処かで繋がる様に視線が合わさるのを見ると、何だかキュンっとくる。若いっていいねぇ。
和子｢何かご褒美でもあげるのー？笑｣
「あげませんよ。おめでとうは言いますけど」
和子｢それだけでも十分ご褒美みたいなものでしょ笑｣
「そうなんですか？」
和子｢えー？だって、誰だって好きな子からお祝いされたり、
何かしらの言葉を貰うのって嬉しいものでしょ｣
こう言う所が初さがあって更にキュンとするんだよねぇ。本当、少女漫画読んでるみたい。
少女漫画って年が上がるにつれて惚れる部分や好きだと思う仕草とかの王道さが変わってて面白いんだよね。私ももうあまり読んではいないけど、果たしてこの歳になっても惚れるる様なシーンがあるのかどうか…。
今宮「負けたーっ！」
石川「でも健太の守備も良かったよ」
今宮「しゅーたさーん！ごめんなさーい！！」
石川「あーあーあー、いいって笑
その分佑京が満塁決めてくれたから4点は一気に入ったし」
周東「いやー、最終的に負けたんで悔しいっすけどね笑」
柳田「いや、あーれは良かった」
周東「ありがとうございます！！笑」
この人達の切り替えの速さにはある意味驚く。言ってもホークスの選手達位しか知らないけど、それでもこうやって試合が終われば自分達の良し悪しを言い合って、｢次次｣と柳田君が引っ張って彼らを変えさせる。
本当、キャプテンを続行されるだけある。
そして、帰ってきた彼等に普段は広報として動くよいちゃんが、アイシングやテーピング何かの準備が整ったものを次々とトレーナースタッフ達と一緒に渡しに動く。こう言うのはきっと、スポーツをしていただけあって、本能的に動くんだろうなぁ。
よいちゃんの視野の広さには感心させられるよ、本当に。
｢｢ ゔあ"っっ〜…！！ ｣｣
嶺井「やーばい、あ"ー…」
井上「三森さんが、笑」
川瀬「いつもの事だよ」
近藤「言うねぇ…笑」
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作者名：RIKU
| 作成日時：2023年8月23日 21時
