鷹 20 ページ20
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柳田「よいがパピコ食っとるけぇ負けた」
「人がパピコ食べてた位で負ける要素は無いですよ」
和子｢すっごい容赦のない現実の返し笑｣
それに食べてたのよいちゃんだけじゃないしね笑私も食べてたし、周東君や板東君も食べてた。コソッとだけど。そのコソッとを撮ったのは紛れもない西田君だけど。
パピコをネタに人の所為にする柳田君に間髪入れないよいちゃんの返しは拍手ものだ。そしてまた食べてるパピコの片方を柳田君に渡すと言う何たる飴と鞭加減。成長したなぁ、よいちゃん。
ここの球団に正社員として雇用されて早1年をあと数ヶ月で迎えようとしている中で、バズってネットに晒され騒がれファンが増え、人生初の恋人が出来ようとしており、キャプテンの柳田君にもここ迄言える様に成長した。
素晴らしいね。
和子｢今日も今日とていい写真撮れた？｣
「今回は西田先輩と対決方式で撮ってました」
和子｢それ勝敗誰が決めるの？笑｣
「和子さんお願いします」
和子｢えー？私がー？笑ふふ、どれどれ見せて｣
ﾎｰｷﾝｽ『Oh..!so good photo's』
和子｢お、ホーキンス君も来た｣
「I'm glad you said that.Thank you！」
ﾎｰｷﾝｽ｢I just told you What I saw.
I'm looking forward to tha next picture｣
「Ok.Bye」
ﾎｰｷﾝｽ｢Bye-｣
野村「よいちゃんいるだけで英会話教室だね」
和子｢因みに何て話してたか聞き取れた？｣
野村「いや全く」
確かに言えてはするけど、近くに英語が話せる人がいると定期的に憧れを抱く。特によいちゃんなんかは、海外選手との会話も弾んでて凄いなって思うし、それをまた訳してくれるからよいちゃんを通して会話が成り立ってるから、楽しさもあったりする。
やっぱ生まれも育ちも海外って強いよね。
柳田「よいってさ、国籍は日本よな？」
「はい」
和子｢御両親も日本にいるの？｣
「いえ、両親はフィンランドにいます」
｢｢ へぇー！ ｣｣
和子｢それはフィンランドに住んでるの？｣
「はい」
柳田「両親、何しよるん？職業」
「至って普通の人です」
和子｢何？何の仕事？｣
何だろう、今までのよいちゃんが家庭の仕事事情を聞いただけでこんなにも溜息が出るとは思ってもみなかった。話を聞いた後に思ったのは、周東君の心配が真っ先に思い浮かぶ。
人様の家庭の仕事でこう言った偏見だとか、色々思っちゃいけないのは重々承知の上だし、分かってもいるんだけど…私のイメージの中ではお見合いとか紹介とかされなたりしないのかなって思った。
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作者名：RIKU
| 作成日時：2023年8月23日 21時
