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一途。49 ページ49









「「 ふふっw 」」



板東「Aさん、めっちゃ綺麗…笑」

「湧梧くんも、凄くかっこいい…笑」




この日の為にと、お互い内緒にして迎えた結婚式

タキシードにも種類があって、湧梧くんがどんなのを選んだかなんて見てないし、聞いてもいないから楽しみだった。

ただ話したのは、そこ迄堅苦しくしたくないって事だけ




" では、誓のキスを "




照れた様にハニカム湧梧君が、今凄く愛おしく感じる

同じ家にいて、同じ時間を過ごす事は変わらないからこそ、湧梧君のちょっとした仕草や表情なんか見てしまう。見つめてればはにかんで、抱きしめてくれる。


優しく柔らかく触れるキスに、見上げた先にいる目と合うと、やっぱりハニカムから笑っちゃう。

照れるとはにかんで、優しく笑う旦那さんが好き

野球をしてるのと同じ位、真面目に真剣な顔をして料理をする所とかも好き。あとは、運転しながらでも私の話に相槌を打ってくれる所も。

それから、私の事を考えてデートプランを考えてくれるのも




「湧梧くん」

板東「ん?」

「愛してる」


板東「ずるい…笑
俺も、愛してます」


「うん…笑」




可愛い

こっちの方がずるい。耳少し赤いし、はにかんでるし。だけど、男性特有なのか意地みたいな感じがあって、今のはTHE 年下って感じがあった。

かっこいい人の、こんな可愛い所って、これをギャップって言うけど堪らないね。遊びに行く時なんか、あまりにも自然な流れみたいに行動するものだから、その度にドキドキしてるし。

ダメだね、私。相当惚れ込んじゃってる、湧梧君に




板東「Aさん」


「ん?」


板東「大丈夫ですか?」

「え、なにが?」

板東「いや、ボーってしてたから…笑」


「ううん、全然平気だよ笑
ちょっと考え事してただけだから笑」

板東「ふーん」



「なーに、湧梧くん」

板東「いや、何考えてたんだろうって思って笑」

「んー…ふふ笑もう夫婦になったんだなぁって」

板東「やっぱ、交際期間みたいなの
あった方が良かったですか?」


「んー…でも、どの道交際期間があったとしても、
私としては結婚を前提に考えてたから、全然平気だよ」




大きな溜息吐かれちゃった…

え、傷付けちゃった???でも、間違っては無いから交際期間なんて、お互いして来た事がそんな感じだったし、もう結婚したから今更考えた所でって話なんだけど…。

下向いてるし、どうしましょ




板東「Aさん」

「はい…」


板東「俺も、結婚したい程好きだったから、
や、今でも好きです。けど、はい…


Aさんも同じ気持ちでよかった」








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作者名:RIKU | 作成日時:2023年8月16日 19時

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