一途。40 ページ40
Sh50
-- はい、湊崎です
板東「板東です笑」
-- お疲れ様です笑
板東「ありがとうございます笑」
サロンで電話を掛けていれば、数人が何かしらジェスチャーしてる。何となく伝わりはするものの、取り敢えず無視を決め込めば、ゾロゾロと近付いて来た。
やばいなぁ…来た時はそんなに人も疎らだったからよかれと思ってかけたけど…これはこれでやばい。
-- 板東くん?
板東「Aさん」
-- ん?
板東「あの…」
柳田「好きだって」
今宮「愛してるーって」
甲斐野「呼び捨て呼び捨て笑」
板東「ちょ、wゔぅん…あの、さ…。
今日ってそっちが終わったら東京ですか?」
-- うん、一旦東京に戻る予定かな
無視していたら肩叩かれた…笑
だけど近い分Aさんにも聞こえてるのには、この方々は気付いているのか否か。いや気付いてるよなこれ、絶対。
-- 何か作業してる途中だった?
板東「や、違いますよ」
-- そう?コソコソ音が聞こえるから、
何かしてるのかなって思ったんだけど…笑
板東「悠岐さん達です」
柳田「おい」
-- あー、なるほどね。声も微かに聞こえてたから
聞こえたら行けない何かかと思った
板東「何気にそうですね」
甲斐野「ひっど笑」
-- あ、甲斐野君もいるんだね
板東「はい笑」
柳田「A、あともう1人おる」
-- え???
今宮「みなぁー」
-- え、だれ?
「「 ははははっw 」」
今宮「湊崎ィ!!!!!笑」
キレたwww
まぁ、Aさんも流石にネタだろうけど…笑だけど健太さんが何気にいじられてるのは新鮮かもしれない。時々いじられてる時もありはするけど面白い。
だけど健太さんも健太さんで、いつもの八重歯が光ってる
-- 今大阪?
板東「です」
-- じゃあさ、明日私そっちに行くから挨拶行く?
板東「え"」
-- スーツ持ってるし、丁度いいかなって思ったんだけど
柳田「なになに?」
甲斐野「どうした?」
-- その後徳島で板東君の御家族に挨拶させて?
板東「分かりました、じゃ」
テレビ通話でAさんの両親には話した事あるけど、実際にお会いするとなると緊張する。Aさんが家族と仲がいいのは知ってるし、何ならシーズンが終われば冬の時期になると家族で旅行に行ったりするのも。
うわぁ…Aさんの家に行くだけでも緊張するのに、俺の実家に来るのにも変に緊張する。
やっっっっば
柳田「どうしたん?」
甲斐野「湧梧??」
今宮「おーい」
(家族への挨拶ってめっちゃ緊張しますよね?)
(( お? ))
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作者名:RIKU | 作成日時:2023年8月16日 19時