一途。38 ページ38
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和子｢Aちゃんってそう言えば妹さんに報告した？｣
「何をですか？」
和子｢勿論結婚する事｣
「あぁ、それなら言いました。
結婚式迄はどんな人かは秘密にしてますけど笑」
｢でも多分もう調べはついてると思います｣なんて言葉に確かになぁと思う。
Aちゃんの妹さんってシスコンなの結構有名だし笑この間YouTube見てたらオススメで流れてきたものに、確かなんだっけ…自分の彼氏が女友達に春雨がどうのって言ってたけど、何で春雨なのかが分からなくて永遠と疑問に思ってたなぁ…。
まぁでも、サナちゃんは自分の彼氏が女友達に春雨を云々するのはいいとして、Aちゃんの場合は百歩譲ってメンバーは許せるけどその他は絶対にさせないって言ってた。
この場合嫉妬って所に言葉を置いて欲しいんだけど、何とも仲のいい姉妹だよね、湊崎姉妹。
和子｢結婚式は呼ぶんだよね？｣
「それは当たり前です。サナも大事な家族なので笑」
和子｢メンバーさん達が来ると凄いことになりそう…笑｣
「呼びたいのは山々なんですけどねぇ笑」
なーんて、そんな話をしながらもチームの試合の行方からは目を離しはしないんだけどね。
でもやっとかーってはなしだよ。お互い両片思いみたいなもので。私はホークスのオフィシャルサポーターだから関わりとか結構あるけど、初めて知り合った頃から板東君はAちゃんの話してたな。
皆言ってたよね、男前が一目惚れしたって
和子｢Aちゃんって、板東君の事一目惚れ？｣
「え…？」
和子｢いや、板東君はほら、
Aちゃんに一目惚れしたって有名だったけど
Aちゃんは聞かないなーって｣
「和子さん」
和子｢ん？｣
「一目惚れだったの私知らないです…」
和子｢うっそ…｣
「はい」
和子｢ふふっ笑そう、板東君自身も綺麗な人って言ってたね。
で？そんなうちの自慢の男前様を射抜いた
業界きっての美人様は一目惚れだったんですか？笑｣
「ふふ笑私は、出会った頃は恋人がいたので違いますよ」
和子｢え"っ？！｣
「ふふ笑はい。変わらず、仕事で関わる方だと思ってました」
和子｢…それって、さ？何で別れたか聞いてもいい？｣
「浮気を疑われて、結局は向こうが浮気をして
知らない内に妻子を作って、自然消滅です」
和子｢マジか…｣
「まぁでも、そんな男よりもいい人に出会えたのでね笑」
いやまぁ、そうだけど…そうなんだけどね？？？
言ってやりたいのは何そのサイテー男。なに、え？は？いやもう終わった事だけど、ね？？？
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作者名：RIKU
| 作成日時：2023年8月16日 19時
