一途。2 ページ2
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山本「なんすか、笑今日はこっちなんすか?笑」
「ううん、どっちも撮るよ」
山本「なーんだ」
「どうですか?折り返しになりましたけど」
山本「…何も変わらんっす笑
変わらず、此の儘勝ち越して行きます」
「頑張ってー」
山本「あの人は応援しなくていいんですかぁ〜?笑」
「あの人…その人は何処にいるの?」
山本「俺が知る訳ないでしょ笑」
おねーちゃぁーーーん!!!!
山本「誰?誰か来てんの?」
「そう、今日妹が見に来てる」
山本「へぇ、」
「じゃあまたね」
山本「またねー」
お仕事もあるのにね。忙しい子なのに、態々会ってくれる何て出来た妹。そう何度も呼ばなくても、気付いてるしいる場所も知ってるからちゃんと見えてるよ。見えてるけど、お仕事しないといけないのが心苦しい。
幾つになっても可愛い自慢の妹
「わっ、…何これ?」
板東「ごめんなさーい笑」
「ふふ笑許しませーん」
板東「許してくれないの?笑」
「これ何?」
板東「スリングショット」
「これ叫ぶチキンに似てるね」
板東「ね…こっちに向けない」
「ふふ笑…やぁー」
「「 あはははっ笑 」」
指に引っ掛けて飛ばせば、キャッチされる手前で落ちた。勢いが弱すぎたみたいだ。
て言うか、何で持ってるんだろう
でもこれはこれで可愛い。あの煩い鳥のよりこっちの小さいのの方が、まだ見栄えと愛嬌がある。サナに買ってあげようかな。何処で買えるかは分からないけど。
板東「Aさん、今日妹さん来てるんですか?」
「えー?うん、来てるよ」
板東「ずっとおねーちゃーんって叫んでる笑」
「ふふ笑手振ってあげたら?可愛いよ」
板東「いやー、俺求められてないんで笑」
「えー?笑」
さっきよりかは少し小さく見えるけど、嬉しそうなのは何か伝わる。だけど妹に仕事してる所見られるのは、少し恥ずかしいな。サナの仕事してる所は見てるけど、サナはサナで嬉しそう。そこがまた妹の可愛い所なんだけど。
「アップに戻らないの?」
板東「戻って欲しい?」
「頑張って」
板東「…Aさんのそれで頑張れます笑」
真っ直ぐだなぁ、今日も。
連絡もマメでよく笑うし、好き嫌いな部分が似たり寄ったりだからか、一緒にいる時間が過ごしやすい。
これ貰っていいのかな、帰って行っちゃったけど…笑
後で返そう。そして仕事しよう。視線を向ければニヤニヤしてる人がいて、振り返れば笑ってる人もいるけど、いいもん。私は気にしない。サナがいるから。
(あれ指のは?)
(Aさんが持ってる)
(あー、やるね)
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作者名:RIKU | 作成日時:2023年8月16日 19時