110 どんなに悔しいか ページ10
ま「…ごめん、ごめんね。A。
…もう、関わらないから…」
僕はAの手を握って、目を閉じたままの彼女にそう告げた。
…そして、静かに病室から出て行った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
…ん？
ここ、どこだろう。
確か…交通事故になって…
『…、』
そうだ。
私達は、交通事故にあって…！
お父さんとお母さんは…！？
目を開けると、知らない天井だった。
たぶん、病院だろう。
…一命は、取りとめたのか。
そして、目覚めた時に感じてしまった。…察してしまった。
…もう、私の両親は…居ないのだと。
私の頬に、一粒…二粒と、あたたかくて寂しいものが流れ落ちていく。
『…っ、どうして、私だけ…っ、』
どれだけ泣いても、もう遅い。
…戻れない。
これが、私の人生なんだろう。
…こんな現実が、私の運命なんだろう。
考えるのをやめて、唯一動けそうな手で涙を拭った。
…あれ？そういえば、…誰かが、私の手を握っていたような…、
気のせいかな？
…よく分からない。
私は、これからどうやって生きていけば良いのだろう？
.
.
…誰か、教えてよ。
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ふぃりあ(プロフ) - リンクさん» ご指摘ありがとうございます！！ そして名前の張本人に謝ってきます…、、w (2017年11月8日 20時) (
レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
リンク(プロフ) - 夢主さんの名前が変更されないところがありましたよ(^-^;)内容はすごく好みだったので、これからも楽しみにしています(*´∇｀*) (2017年11月8日 7時) (携帯から) (レス) id: b3533b2202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぃりあ | 作成日時：2017年10月22日 16時
