◇二十五、 洟宮の巫女 ページ39
太宰さんを川で救出し、ただいま神社に帰って来て、とりあえず太宰さんにタオル被せてます。服はないので。
太宰「すまないね、。…それと予想なのだけど、私に何か用があったんじゃないかな?」
勘と運だけはいいなほんと。。
その通りですけど。
『えっとー、昨日のお礼というか何というか、。んー、何か今欲しいものとかありますか?』
太宰「なんだ、そんなこと?」
そんなことって。結構悩んだのに。
太宰「特にないかなー。でも、そのかわりに質問してもいいかい?」
『いいですよ、何でもどうぞ!』
よっしゃ!お金なくならないで済む。
やっぱり鈴神の言う通りにしておいてよかった。
太宰「…Aちゃんは、どうやってその力を手に入れたのか知りたくてね。」
『…え?』
予想外の質問に、目を見開いた。
太宰「君の使いに聞いてみたんだけど、それは言えないって断られてね…。だから、直接聞けと言われたわけさ。」
あの狐め。勝手に出てると思ったらそんなことしてたとは。絶対私との出会いくらいは話したな。。
あとでお仕置きコースですね。
そこまで言ったなら仕方ない。
全て話そう。
『…私の先祖は、特別な力を手に入れるために、神とある契約をしたんです。その人が洟宮の巫女の一代目だったんですけど、その力は洟宮の巫女の七代目まで宿るそうで…。一代目は炎、二代目は水とか、主力は全て異なるんですけどね。
そして代々洟宮の巫女達は、自分より前の巫女よりも強くなるために、本を頼りに先代の技などをコピーしたりして、洟宮神社を守って来ました。』
太宰さんは静かに聞いている。
私は続けた。
『そして、七代目の私に宿った力は、
先代の巫女の全ての力だったんです。でも、力が宿るのは私で最後。
つまり、私は契約に従わなければならないわけです。
それで、この力の代償は__』
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光牙 - 「森羅の暴走 参」で本は太いじゃなくて厚いだと思いますよ (2018年8月24日 6時) (レス) id: bfcb6bfd1c (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 南空さん» コメありがとうございます!こちらこそ見てくれてありがとうございます。(・・、) (2017年9月5日 17時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
南空 - 面白かったです!書いてくれてありがとうございます!(*^^*) (2017年9月5日 15時) (レス) id: 8ca4eee2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 幽輝&華さん» ありがとうございます!楽しく読んで頂けて光栄です…!(・・、) (2017年8月22日 16時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
幽輝&華(プロフ) - 楽しく読ませて貰っています。これからも頑張ってください!(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年8月22日 15時) (レス) id: 0b112b624e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぃりあ | 作成日時:2017年8月13日 18時