検索窓
今日:12 hit、昨日:5 hit、合計:202,328 hit

◇二十五、 洟宮の巫女 ページ39

太宰さんを川で救出し、ただいま神社に帰って来て、とりあえず太宰さんにタオル被せてます。服はないので。



太宰「すまないね、。…それと予想なのだけど、私に何か用があったんじゃないかな?」

勘と運だけはいいなほんと。。
その通りですけど。


『えっとー、昨日のお礼というか何というか、。んー、何か今欲しいものとかありますか?』

太宰「なんだ、そんなこと?」


そんなことって。結構悩んだのに。


太宰「特にないかなー。でも、そのかわりに質問してもいいかい?」

『いいですよ、何でもどうぞ!』


よっしゃ!お金なくならないで済む。
やっぱり鈴神の言う通りにしておいてよかった。

太宰「…Aちゃんは、どうやってその力を手に入れたのか知りたくてね。」

『…え?』

予想外の質問に、目を見開いた。


太宰「君の使いに聞いてみたんだけど、それは言えないって断られてね…。だから、直接聞けと言われたわけさ。」


あの狐め。勝手に出てると思ったらそんなことしてたとは。絶対私との出会いくらいは話したな。。

あとでお仕置きコースですね。




そこまで言ったなら仕方ない。
全て話そう。

『…私の先祖は、特別な力を手に入れるために、神とある契約をしたんです。その人が洟宮の巫女の一代目だったんですけど、その力は洟宮の巫女の七代目まで宿るそうで…。一代目は炎、二代目は水とか、主力は全て異なるんですけどね。
そして代々洟宮の巫女達は、自分より前の巫女よりも強くなるために、本を頼りに先代の技などをコピーしたりして、洟宮神社を守って来ました。』


太宰さんは静かに聞いている。

私は続けた。


『そして、七代目の私に宿った力は、
先代の巫女の全ての力だったんです。でも、力が宿るのは私で最後。

つまり、私は契約に従わなければならないわけです。









それで、この力の代償は__』

◇二十六、 神との契約→←◇二十四、 川でシンクロは禁止



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (81 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
101人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

光牙 - 「森羅の暴走 参」で本は太いじゃなくて厚いだと思いますよ (2018年8月24日 6時) (レス) id: bfcb6bfd1c (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 南空さん» コメありがとうございます!こちらこそ見てくれてありがとうございます。(・・、) (2017年9月5日 17時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
南空 - 面白かったです!書いてくれてありがとうございます!(*^^*) (2017年9月5日 15時) (レス) id: 8ca4eee2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 幽輝&華さん» ありがとうございます!楽しく読んで頂けて光栄です…!(・・、) (2017年8月22日 16時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
幽輝&華(プロフ) - 楽しく読ませて貰っています。これからも頑張ってください!(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年8月22日 15時) (レス) id: 0b112b624e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふぃりあ | 作成日時:2017年8月13日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。