◇二、 最高のアイデア ページ3
そして人生で最高とも言えるほどのアイデア(二回目)を思いついた私は、早速行動を行なうことにした。
その頃には茶番は終わっていて、ちょうど砂色のコートを着た男性が自己紹介をしていた。
しまった。折角の生放送が。
太宰「私の名は太宰。太宰治だ。」
少年がしばらくぼーっとしていたので、私は太宰さんが自己紹介をした後、次の行動に出た。
『すみませーーん！！』
え。という顔で三人が私の方を見た。
なんだろうこの優越感。
太宰「…A？」
…え？
さっきの三人と同じ反応をしてるんだろうな、私。
じゃなくって！！
え、なんで太宰さん私の名前知ってるの？
いくら太宰さんでもそんなことできない、よね？
という風に私が頭に？マークをたくさん醸し出していたのを察したのか、
太宰「…いや、人違いだったようだ。悪かったね。それで、君はどうしたんだい？」
よく分からないが、人違いということで収まった。
まぁいっか！とりあえず予定どうりにいこう。
『実は私もここ最近カクカクシカジカで…よかったらご一緒させてもらってもいいですか？』
少年「カクカクシカジカって言う人初めて見たきがする…」
『少年、声に出てるよ。』
少年「あ、ご、ごめんなさい…。」
それは特に気にしていないから大丈夫だけど…
それよりも、相手が予想どうりの反応をしてくれることを願った。
太宰「そうだねぇ。ここで出会ったのも何かの縁だ。いいよ！女性の頼みは断れないからね。」
『ほんとですか！ありがとうございます。』
ここで一件落着。
といかないのが、私の読みである。
「ちょっとまて太宰ィ！その小僧だけでも予定が狂うというのに何を勝手に物事を進めて」
『まぁまぁ落ち着いてください眼鏡さん。』
「この状況で落ち着いてられるか！しかも俺は眼鏡さんなどではない！！」
私の読みは見事的中したようで、すかさず彼の言葉を遮った。
そして盛大に突っ込まれた。
眼鏡さんと呼ぶほか思いつかなかったんだもん。しょうがないじゃん。
そして、私は言った。
『うーん…。じゃあこういうのはどうでしょう。
私が今からあなたを驚かせることができたら、私にご飯を奢ってください。それができなかったら、そこの少年を連れて何事もなかったかのように去ります。全員損はしないと思いますが、
どうでしょう？』
私の言葉に、一同は唖然とした。
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光牙 - 「森羅の暴走 参」で本は太いじゃなくて厚いだと思いますよ (2018年8月24日 6時) (
レス) id: bfcb6bfd1c (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 南空さん» コメありがとうございます！こちらこそ見てくれてありがとうございます。(･･、) (2017年9月5日 17時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
南空 - 面白かったです！書いてくれてありがとうございます！(*^^*) (2017年9月5日 15時) (レス) id: 8ca4eee2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 幽輝&華さん» ありがとうございます！楽しく読んで頂けて光栄です…！(･･、) (2017年8月22日 16時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
幽輝&華(プロフ) - 楽しく読ませて貰っています。これからも頑張ってください！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2017年8月22日 15時) (レス) id: 0b112b624e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぃりあ | 作成日時：2017年8月13日 18時
