幻夢異変 (ページ9)

今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:954 hit

第九話　「変わり者」ページ9

ー魔理沙視点ー

魔理沙「そろそろきのこのストックも無くなってきたなぁ」

今日は霊夢のところにはいけなさそうだな…

久々にきのこ狩りだ！

魔理沙「うーん…どこらへんにあったっけなぁ…」

森の中に入って下を見ながら歩いていると…

誰かにぶつかった

魔理沙「いって……すみません」

前を向くと…そこには長身の女がいた

？？「……」

…謝りも無しか？ったく…最近の若者は…

魔理沙「えーっと…怪我ないのぜ？」

？？「…」

そう聞くが答えずに後ろを向いてあるき出す

魔理沙「…何なんだよ」

まぁいいや。見たことないやつだったけどどこに住んでるんだろ…

そう思いながらきのこ狩りを続けていると…

近くの草むらで音がした

さっきのやつか…？

そちらを見ると…そこには黒いうねうねしたものが動いていた

魔理沙「何だあれ。新種の薬草か？」

そこまで歩いて動いているものを掴んで引っ張ると…

魔理沙「…うわっ！」

草むらから出てきたのは目のようななにかだった

魔理沙「なんだコレ…妖怪か？」

ふと後ろから気配がして勢いよく振り向く

そこにはさっきの女がいた

？？「………」

その女は私を少し見た後目みたいなやつに手招きした

するとそれは女に近づいていって帰っていく

魔理沙「おい！ちょっと待てよ。それなんなんだ？」

聞いても足を止めない

魔理沙「お前どこに住んでるんだ？見たこともない妖怪だぞ？」

？？「……」

そいつは小声でブツブツ何かを言っていた

魔理沙「言いたいことがあるなら大きい声でいえよ」

少し近づくと…

？？「勝手に動いたら駄目でしょう。迷子になったら困るのよ」

目に話しかけていた

魔理沙「……」

？？「！…まだ見てたのね」

そう言った瞬間、少し強い風が吹いて目を閉じる

次に目を開いたときにはもうそいつの姿はなかった

魔理沙「…変なヤツ…さっさと取って帰ろ」

魔理沙「そんな感じだな」

闇影「確かに変だね」

魔理沙「だろー？」

闇影「それで夜中に来たのは？」

魔理沙「暇だったからだ」

闇影「そっか。なら僕の布団使っていいよ」

魔理沙「いやいや。新しいの出すよ。闇影もそろそろ寝るのぜ〜」

闇影「……うん」

魔理沙「…なんか訳ありか？」

闇影「わ…訳なんて無いよ…」

魔理沙「ウソつけ。この魔理沙様にかかればお見通しだぜ」

闇影「…本当に大丈夫だから…寝よっか」

…闇影なにかに巻き込まれてそうだな

昔の霊夢みたいだ