幻夢異変 (ページ8)

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第八話　「目」ページ8

グレイ「紅魔館に行っていた時…フランさんが話しかけてきたんです」

光影「フランか」

闇影「何か言っていたの？」

グレイ「丸くて黒色。赤い目がついていたものを捕まえた…と」

光影「…現物はみたか？」

グレイ「いえ…見せてくれようとしたのですが…無くなっていたそうです」

闇影「………」

黒い丸…赤い目……夢に…出てきた…

光影「…闇影」

闇影「…あ。どうしたの？」

光影「お前が夢の中で見た目…グレイが言ってたヤツか？」

闇影「………」

光影「嫌なら答えなくても良い」

闇影「…似てる」

光影「そうか…グレイ。他になにかあったか？」

グレイ「うーん…あ。見たことのない人がいましたね」

闇影「…見たことのない人？」

グレイ「はい。紅魔館の窓から森を見ていた所…黒髪の人影が…」

光影「！。そいつ俺も見た」

知らない人…まぁ僕達が知らないってだけかもしれないし…

霊夢「出したわよー。早く寝たほうが良いわ。３人ともひどい顔してるわよ？」

光影「戻ったか。そうだな。早めに寝よう」

グレイ「…主様。無理はなさらないでください」

闇影「大丈夫だよ」

霊夢「じゃあおやすみ」

光影「おやすみ」

グレイ「おやすみなさい」

闇影「…おやすみ」

闇影「…寝れるわけないんだよね」

１人博麗神社の屋根の上で呟く

はぁ…早く夜終わらないかな

闇影「そういえば魔理沙今日来なかったな…何かあったのかな」

ボーっとほうずえを付きながらそういった時…

？？「わっ！！」

闇影「っ！？！？」

急に耳元で大きな声がした

？？「何ボーっとしてるのぜ！って…」

闇影「はぁ…はぁ…っ…」

？？「お…落ち着け！私は！魔理沙！」

闇影「魔理…沙？」

魔理沙「そうなのぜ！だからその武器はしまってくれ！」

武器…？

いつの間にか僕の手には大鎌が握られていた

闇影「あ…ごめん」

急に来たから驚いちゃった…

魔理沙「大丈夫か？もう夜中だぞ？寝なくて良いのか？」

闇影「うん…ちょっとね…そういう魔理沙は？」

魔理沙「今日はちょっと忙しくてなー」

闇影「何かあったの？」

魔理沙「きのこ狩りに行ってきてたのぜ。良いやつ取れたぞー！」

…魔理沙は相変わらずだね

魔理沙「まぁ道中変なやつにはあったけどな」

闇影「変なやつ？」

魔理沙「そうそう。黒髪でずっと笑ってるヤツ。周りに目みたいなのがあってキモかったのぜ」

黒髪…目…

闇影「詳しく教えてくれる？」

魔理沙「ん？もちろん良いぞ？」