幻夢異変 (ページ22)

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第二十二話　「訪問」ページ22

光影「闇影、おかえ…」

しかし中に入ってきたのは闇影ではなかった

魔理沙「光影！グレイ！」

グレイ「魔理沙さん！？そんなに急いで…」

魔理沙「とにかく来てくれ！博麗神社に！」

光影「分かったから落ち着け。グレイ…は止めても来るか」

グレイ「光影様が行くならば…俺も待ってるわけには行きません」

光影「…だろうな。魔理沙。行くぞ」

魔理沙「あぁ！ついてくるのぜ！」

扉から外に出て肌寒い風が頬を過ぎ去る

何故か心のなかに不安が広がって無意識にマフラーを掴む

光影「…」

それが顔に出ていたのかグレイが心配そうに声を掛けてきた

グレイ「光影様。夜風はお体に悪いです。これを羽織ってください」

そう言いながら上着を被せてくる

光影「…あぁ」

心配させるわけには行かない…大丈夫だ…

魔理沙「霊夢！連れてきたのぜ」

霊夢「来たのね。取り敢えず中に入りなさい」

博麗神社についた途端中に出迎えられる

そこには文と早苗。そしてさとりと妖夢がいた

妖夢「光影さんグレイさん。こんばんわみょん」

さとり「こんばんわ」

文「ねむ…」

早苗「文さん。寝ないでくださいよ」

…夜でもこいつらは元気そうだな

霊夢「まずは…夜に急に押しかけてごめんなさいね」

光影「いや…大丈夫だ」

グレイ「緊急事態と魔理沙さんに言われて飛んできたのですが…」

霊夢「…魔理沙。少し大げさよ」

魔理沙「ん？そうか？」

さとり「まぁ…取り敢えず本題に入りましょう」

霊夢「そうね」

緊急事態…ってまででは無いんだな

それなら少し安心できるが…少し嫌な予感がする…

霊夢「まずは…闇影が妖怪の森に行ったことは知ってるかしら」

光影「いや、俺は紅魔館に行ったって聞いたぞ」

グレイ「俺はもとから知りませんでしたね…」

やっぱり妖怪の森には行っていたのか

霊夢「取り敢えず文に話を聞きましょうか」

文「……」

霊夢「…文？」

早苗「文さん！起きてくださいってば…」

霊夢「はぁー……」

ため息を吐きながら立ち上がって文のところまで行くと…

鈍い音がするほど文の頭に拳を振り下ろした

文「いったぁぁ！？」

さとり「…自業自得ですね」

早苗「だから言ったのに…もぉ…」

文「す…すみません…」

魔理沙「謝るのは良いから説明してちょうだい」

文「はぁーい…」

少しテンションが下がった状態で話し始める

大体は同じで仕事中に空を飛んでいたら変なやつと闇影が一緒にいた…

という事だった