第二十話 「お願い」 ページ20
お空「失礼します―」
さとり「お空。お燐が行っていたお客さん？」
グレイ「どうもさとりさん」
さとり「闇影さん光影さんの所の…」
グレイ「はい。突然の訪問申し訳ありません」
さとり「いえいえ。こちらこそ門前払いしてしまって…」
グレイ「大丈夫ですよ。鬼さん達とお酒というものを飲んで時間を潰していたので」
さとり「…あの人達と飲み合うって…強いほうですか？」
グレイ「うーん…分かりませんが強い方では無いでしょうか」
さとり「なるほど。では後でお酒では無いですがワインをお渡ししますね」
グレイ「ワイン…良いんですか？」
さとり「えぇ。お空。ワイン準備しておいてくれる？」
お空「はーい」
お燐「お空に言っても忘れますよ。私が準備しておきます」
お空「？」
さとり「そうね。任せたわ」
…お空さんは忘れっぽい方のようですね
グレイ「そういえばこいしさんは？」
さとり「何処に居るのかしら…」
こいし「ここだよっ！」
そう声が聞こえてきた時、視界の舌に誰かの帽子が見えた
さとり「こいし！？お客さんの膝の上に乗らないの！」
グレイ「おやびっくり…」
こいし「お姉さん名前は？」
グレイ「お姉さん…」
さとり「グレイさんはお兄さんですよ。女性じゃありません」
こいし「そっか〜。グレイさんって言うんだね」
グレイ「どうもこいしさん。以後お見知りおきを」
こいし「遊ぼうよ！」
さとり「こいし！！少し大切なお話をしに来たんですから邪魔しない」
こいし「えー」
グレイ「困りましたね…」
お空「こいし様遊びましょ〜」
こいし「良いよ〜」
お燐「ほら2人とも、行きますよ」
グレイ「仲が良いようで何よりです」
さとり「それで…大体はわかったので…詳しくお願いします」
グレイ「はい。えーっと…」
グレイ「違和感を感じているので…心を読んでもらおうと…」
さとり「なるほど…試してみるのは良いかもしれませんね」
グレイ「お願いできますか？」
さとり「えぇ。協力させてください」
グレイ「ありがたいです」
さとり「闇影さん達にはこいしの遊び相手などしてもらっていますから」
グレイ「さすが主様…さて…お話も終わりましたし…」
こいし「遊ぼ！」
グレイ「！」
さとり「こいし！」
お空「ごめんなさーい。こいし様！あっちで遊びますよ！」
グレイ「大丈夫ですよ。遊びましょうか」
こいし「わーい！」
さとり「本当にすみません！」
さとりさんも大変ですね
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