幻夢異変 (ページ13)

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第十三話　「世界線」ページ13

ー光影視点ー

光影「ん……」

もう朝か…闇影も寝てるようだし…

光影「さっさと朝食でも作って起こすか…」

布団から出て周りを見渡すと…1つ布団が増えていた

光影「ん？…魔理沙。夜にでも来たのか」

勝手に入ってるが…まぁ霊夢と魔理沙の中なら大丈夫だろ

グレイ「おはようございます」

光影「グレイも起きたてか」

グレイ「えぇ。お茶飲みますか？」

光影「あー…頼む」

グレイ「かしこまりました」

…朝は寒いな

グレイ「どうぞ」

光影「ん。ありがとな」

…今日はどうするか…大図書館にも情報がないとすると…

地霊殿にでも行ってみるか…てゐと美鈴、ルーミアも何か知ってるかもしれないな…

後は…前にあった死神のヤツとか…自分のこと閻魔って言ってた子供は…

あんまり情報持ってそうには見えないが…言って見る価値はありそうだな…

グレイ「光影様。朝から根詰めすぎですよ」

光影「…そうだな」

霊夢「朝から暗い顔しないでちょうだいよ」

グレイ「霊夢さんおはようございます」

光影「よう。起きたか」

霊夢「おはよう。朝起きたら急に魔理沙も来てるからびっくりしたわよ」

まぁ怒らない所見ると来るのは駄目じゃないんだな

…そういえば闇影まだ起きて来ないな。寝坊か？

光影「おーい闇影。そろそろ起き………は？」

闇影を起こしに行くと…寝ていたはずの場所に闇影がいなかった

光影「…入れ違いか？」

いや…一本道だし入れ違いがあるはずない…

光影「おい魔理沙。起きろ」

同じ部屋で寝ている魔理沙を揺さぶって起こす

魔理沙「んー…何だよぉ…もう少し寝かせてくれぇ…」

光影「魔理沙。闇影がどこ行ったか知らないか？」

魔理沙「闇影ー？寝てたから知らないのぜぇ…んぐー…」

そりゃそうか。ならどこに行った？

襖を開けて外を見渡す

しかしどこにも姿はない

魔理沙「光影…寒いからしめてくれよぉ…」

靴を履いていないのも考えずに外に飛び出す

朝日と肌寒い風に当たりながら周りを探索する

光影「闇影！どこ行った！」

その時…近くにある木が少し揺れた

闇影「光影おはよー」

光影「……闇影？なんでそこにいるんだ？」

闇影「いやーちょっとね」

光影「…さっさと朝ごはん食べるぞ」

闇影「ウン」

…何か違和感がある。どこがどう変なのか…

それは分からないが妙に…ザワザワする

グレイ「光影様。裸足で外に出たら駄目ですよ」

光影「そういえば履いてなかったな」

霊夢「入る前に拭いて頂戴」