幻夢異変 (ページ1)

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第一話　「平和」ページ1

闇影「おっはよ〜」

光影「今日も来たぞー」

霊夢「アンタ達朝からうるさいわね…」

闇影「はい。お菓子」

霊夢「朝から元気でいいわね！」

光影「相変わらずだな…」

今日も毎日の日課。博麗神社に向かう

霊夢とのこういうやり取りも慣れた。いつもどおり…

しかし少しいつもと違う事があった

闇影「今日さ、変な夢見たんだよね」

霊夢「変な夢…？」

闇影「うん。視界に入ってくるのは真っ暗闇だけだったんだけどさ…」

今までの夢でもたまにそういう夢はあった

その時は別に違和感なんて感じなかった

闇影「でも…なんか…違和感があったんだ」

光影「違和感…か。どういう感じかわかるか？」

闇影「上手く言い表せられないんだけどさ…こう…何ていうの？嫌な感じっていうか…悪寒？」

霊夢「うーん…様子見ね。また何かあったら教えてちょうだい？」

闇影「うん」

とくになんにも無いと思うんだけど…

そう考えた時…夢の中と似たような視線を感じた

後ろからか？

闇影「………」

光影「…誰だ？」

霊夢「何か居るわね…」

３人とも後ろを向く。屋根の上にいたのは…グレイだった

闇影「グレイか…」

グレイ「……」

光影「グレイー？どうしたんだ」

グレイ「…姿が見えませんでした」

霊夢「さっきの視線はグレイじゃ無かったの？」

グレイ「違います。気配は感じたのですが…何も見えませんでした」

姿が見えない…か。厄介だね…

霊夢「まぁ…警戒だけはしておきなさい」

闇影「それはもちろん。グレイ！降りてきていいよ！」

グレイ「大丈夫でしょうか…なにかに憑かれたりしました？」

霊夢「それなら私が分かるわよ」

光影「…そろそろ魔理沙が来るだろ」

光影がそういった瞬間…空から魔理沙が降りてきた

魔理沙「来たのぜ！！」

闇影「予告通りだねぇ…」

闇影「じゃぁ…そろそろ帰ろうかな」

光影「そうだな」

グレイ「霊夢さん。では…」

霊夢「えぇ。気をつけなさいね」

魔理沙「私は泊まって行くぜ〜」

闇影「暗いねー…」

光影「夜だからな…」

グレイ「……」

グレイは朝からずっと身の回りを警戒している

気配を感じた唯一の人物だからかな

闇影「グレイ？大丈夫？」

グレイ「心配無用です。早めに家に帰りましょうか」

光影「そうだな。早めに帰ろう」

いつもより少し早足で家に向かう

その時、木の陰に何かが見えた

黒くて細長く…うねうね動いている何か

闇影「………」

真っ暗だからわからないけど…蛇か