おまけ〜ウォヌ&ホシ〜 ページ24
スニョンはいつもこの一階でサイクリングをしてる。外でやればいいのに、日焼けしたくないとか言ってここで漕ぐ。おれはここに１つソファーを買って、本を読みながらスニョンと話すのが当たり前になっていた。
ホ「なあ、ウォヌはAのことどう思う？」
ぬ「どうって、人間の女の子」
ホ「いやそうじゃなくて！友達か、ただの同居人か、あるいは……気になるとか、さ」
ぬ「ああ、、、気になるって言えばスニョンは嫉妬するだろうな」
ホ「！？なっ、俺が嫉妬ってなんだよ！別にあんな奴好きじゃねえぞ！」
スニョンはやたら焦っていたが、まだ好きとはいかないんだろうと予想した。
ぬ「ま、俺はお前が心配するような事は考えてないよ。」
ホ「へ、え！そうなのか！へえ！」
スニョンは相変わらず可愛いと思う。
ぬ「あっ、今日のノルマあるから行くわ」
ホ「ノルマって、、、ゲームだろ」
俺はサイクリング場(仮)をあとにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ウォヌがいなくなって、寂しさだけが残った。
俺はゲームなんて得意じゃないからなあ。でも、前はウォヌも俺と一緒にサイクリングしてた時期があったんだけどな。最近はそんな姿めったに見ない。
ふと、入り口から影が見えた。
ホ「、、、、あ。」
A「おはよう」
ホ「お、おはよう」
スタスタとAはソファーへと歩いた。
そして、ウォヌが置いていった本を読みだした。
へぇ、本なんて読むんだ。ああそっか、ウォヌのこと気になってるんだよな、コイツ。(たぶん。)
ちょっとでも近づこうって魂胆か、、？
自転車を漕ぎながら、Aを注意深く見ていたら彼女は急に本を落とした。
ホ「ん？おい、どうしたんだ？」
俺の問いかけに返事をしてくれない。
ホ「なんだよ、無視かよ」
彼女の正面へ回り込むと、彼女はウトウトしていた。
やっぱウォヌが読んでる本なんて、難しいに決まってるんたがら、無理して読まなくてもいいのに。
数分後、Aはハッと目が覚めた。
ホ「おっ、起きたか。」
A「え、、、？私、寝てた、、？」
ホ「爆睡だったぜ。」
A「え、嘘、やだ私ったら」
Aの焦ってるとこなんて初めて見た。
そのあとはソファーでずっと俺のサイクリングを見ていたA。
たびたび目が合うから、なんだか緊張してしまう。
A「やっぱ、ホシのサイクリング見てる方が楽しいわ」
彼女は微笑んだ。
俺は思わずドキッとした。
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作者名：佐藤 | 作成日時：2018年7月27日 21時
