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A「あっごめんなさい…私、こんなに誰かに良くしてもらった事無くて、つい……」
どうやら、彼女の過去にはよっぽど何か複雑な事情があったに違いない。
それにしたって、知ってるのかな…俺たち13人全員男だって。
ぬ「全然いいよ。あ、俺ちょっと部屋から持ってくる物あるから、少しの間だけ1人で待っとけるか？」
A「はい、大丈夫です。」
ぬ「じゃ、ちょっと待ってて。」
そういってウォヌヒョンは彼女を置いて去って行ってしまった。もしかして、少しだけ1人にしてあげようとしてるんじゃ…いやまさか。さっきからなんか感覚が狂ってたけど、本来のウォヌヒョンならこんな優しいわけがない。あいや、優しい時もあるんだけどさ。なんていうの、ちょっと無愛想な時のが多いし、たまにいたずらっ子な可愛い部分もあるしで、優しい時ってあんま無いんだよなぁ、、って、もしかしたら他のメンバーには優しいかも？
それにしても、A、、、だっけ。1人になって少し落ち着いたのか、涙は少しずつおさまってきている。だけど、なんだか退屈そうにも見えた。
俺は何を思ったのか、気づいたらフェンスの向こうにいる彼女をじっと見つめていた。
A「！？だっ、誰……？」
ド「ああ、ごめん！めっちゃ見てたわ、、君さ、今日からここに住むの？」
A「そう、だけど、、あなたは？」
ド「俺はドギョム。よろしくな！」
A「よ、よろしく……お願いします」
なんか最後の方は声が小さくてよく聞き取れなかったけど。まあいいや。
ド「で、Aは何歳？なんか、もし歳上だったらタメ語じゃダメだよなーって」
A「まさか私の名前、聞いてたの？まあいいや、年齢は〇〇歳で、98年生まれ。」
ド「へー！じゃあ俺の1個下だ！タメ語でいくね！」
A「うん、わかった」
、、、、、、、、、、あれ？俺のが歳上だって、わかってんのこの人？
ド「ねぇ…俺さ、Aより一応歳上なんだけど……」
A「ごめん、初対面の人にこんなの言うのおかしいと思うけど、同い年にしか見えない。」
、、、、、は？いや、何それ。なんの言い訳でしょうか。同い年にしか見えない？あったりめえだろ！！そりゃ1個しか歳変わんねえんだから見た目でわかるわけねえて！！！(※一時だけドギョムさんに作者の人格が乗り移った模様)
なんだか……なんだかなんだか！
この子、すっごい面白い。
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作者名：佐藤 | 作成日時：2018年7月27日 21時
