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A「？どうしたの、、、？」
Aの声が遠くから聞こえる。
自分でも何が起こったかはわからないけど、撃ち抜かれたような痛みと紙吹雪のようなものとともに後ろへと倒れて行くのがわかった。
なんだろう……？これは。超常現象？
紙吹雪を手に取ろうとしたら、なぜかいつのまにか消えてしまっていた。
僕はーーーーーーーー死んでしまったのだろうか。
A「ねえ！！スングァナ！返事して！！」
初めて…………名前を呼んでくれたね。
A「お願い、、、起きて、、、、、」
え、？僕、起きてるよ？今だって、ほら、Aの顔をしっかり見てるよ？
僕はずっと目を開けていたはずなのに、痛みが治まると同時に目を開いた感覚を感じた。
ぶ「んえ、、、、？」
A「よかった……スングァニまで倒れちゃうから…ほんとに今日はみんなどうしちゃったの？」
ほんとにどうしちゃったんだろう。
まだ心臓がドキドキしている。
新種の心臓病か何かだろう。
いいや、違う。
誰にも言っちゃいけない、僕の気持ち。
いつも隠し事はしないから、気持ちが溢れて爆発しちゃったんだ。
ぶ「爆発しちゃった、、、、、」
A「え？何言ってるの？とりあえず部屋まで送るよ。さ、立って。」
ぶ「うん……ありがとう」
本当は言いたい。
好きだって伝えたい。
気持ちが届かなくったって、叶わなくたって、
伝えずに終わるよりかはずっと良い。
それはわかってるんだよ。
でも伝えちゃったら、もう同い年の友達には戻れない？
ぶ「ねえ、真剣なんだけど、いきなりだけど、唐突だけど、今日僕はさ」
A「ん？どうした？」
ぶ「……………惚れました。」
Aはニコッと微笑んだ。
A「ははっ、ありがとう。」
そんな顔されたら、僕は………
今日はなんて良い日なんだろう！
君と付き合えなくても、
お礼を言った後にすぐに去ってしまっても、
明日からもずっと友達だけど、
想いが伝えられて、
ありがとうって言ってもらえて、
明日は、前よりもっと仲良くなって、
親友になって、
それだけで僕は幸せだ！
、
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作者名：佐藤 | 作成日時：2018年7月27日 21時
