仕事姿は意外と見られてる ページ18
ｷﾞｼｯ………
『んっ………あれ………ここどこ………アッッ！山崎さん！』
付き添い人のくせして眠り呆けていたなんて………慌てて顔を上げるとベッドには山崎さんはいなかった
「Aさん………起こしちゃった？ごめんね………」
病室の扉の前に山崎さんが立っていた………どうやら私は山崎さんがベッドから抜け出した音で眠りから覚めたようだ
『どこに行くんですか？まだ休んでないと………』
「副長に早く知らせないと……………ｳグッ………」
『山崎さん！』
胸をおさえてその場にへたりこんだ山崎さんの側に駆け寄った
「ﾊｧｯ……ﾊｧｯ…Aさん………電話………電話かしてください…………」
『わ、わかりました！…………………はいどうぞ！』
「………ありがとう」
携帯電話を差し出すと番号をすごい早さで打ち込み電話をかける山崎さん………
「ダメだ………電源入っとらん………沖田隊長は…………………クソッ！ダメだ………局長………なんで！みんな電源入ってないんだよ！………あっ、原田！原田ぁー………えーと090………」
すごい………番号覚えてるんだ………
やっぱり山崎さんはかっこいい………なんてまた不謹慎なことを私が考えてるなんて思っていない山崎さんはまだ電話をかけ続けている
「もしもし！？原田？！えっ………お蕎麦屋さん？！…間違えまし………えっ？最高級そば粉が手に入ったｧ？あ、いや………今蕎麦の気分じゃないんで………え？武士を愚弄してるのかって？！そんな…滅相も………え？エリザベス？はい？あのー………朝早くからすみませんっしたｯｯｯ！」
間違い電話しちゃったのかな？………しかも相手に絡まれてる………どうしよう可愛い
って！なに考えてんだ私は！
「ダメだ………やっぱ行かなくちゃ………Aさん電話ありがとう………」
『山崎さん！屯所に行くつもりですか？！それなら私が屯所に行きますから！だからまだ動かないでください！』
「Aさんにそこまで世話なれんですよ……………それに何で俺の付き添いなんかしてんですか………副長にどやされます………もう帰ってください」
『………帰りません』
ｶﾁｬﾘ
「えっ！ちょっ、なんで手錠？！」
『どうしても行くっていうなら私も一緒に行きます』
ｶﾁｬﾘ
山崎さんの所持品だと預かっていたカゴから手錠を取り自分と山崎さんをつなげた
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ちー - 終わりって書いてるんですけど続きありますか？すっごいこの小説好きです！ (2022年9月19日 15時) (
レス) @page40 id: 9c6bdad68c (このIDを非表示/違反報告)
Ais - つ、続きはどこに！？ 続きください！いつまでも待ってます！ (2022年7月8日 2時) (レス) @page40 id: a23b86f862 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています！更新待ってます！！ (2022年3月25日 1時) (レス) @page40 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
Zoo(プロフ) - さくらぎさん» さくらぎさん☆ミコメントありがとうございます！お褒めの言葉に癒されました( ；；)更新がんばりますのでまたぜひ読んでいただけると嬉しいです( ＾ω＾ ) (2021年3月2日 19時) (レス) id: 10217891d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらぎ - 素晴らしい文章に、とても癒されました。ありがとうございました。 (2021年2月28日 22時) (レス) id: 97d3a30c6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zoo | 作成日時：2020年8月5日 17時
