私は人間失格 ページ2
人間失格とは私の事だ。
愛しく想うあの人に想い人があるとわかっているのに諦めきれぬ私は
もう、人でなく、嫉妬を積もらせた獣だ
その思いのまま筆を執り、赤い髪のあの人に見せた
なんだか険しい顔をして読んだと思うと
「話しなら聞くよ」とお茶に誘ってくれた。
その日は持参した毒で自|殺を図った
目覚めると、いつも通りの光景だった
さっきまでいたあの人もさっ戻ったのだろう
少し熱が残っている
リンタロウ先生に叱られたが、薬は返してもらえた
先生は薬を奪おうとは決してしなかった。
いつもいつもただ注意して返してくれた。
私の愛しき人は想い人がいる
私のような歪んで汚れた黒いものでなく
純粋な恋心を抱いている。
彼にはよく白が似合う。
彼そっくりの猫がいた、真っ白で、でも彼と同じ琥珀色の目
その横に黒の猫がいた
二人はまるで....のようだった
私は腹が立った、しかし私はただ見つめるだけだった。
まるで猫が
『お前は負けたんだ』
と、言ったようで少し気に食わなかった
腹は立つが、彼もいる。
此処は何もせず見つめ続けた。
声をかけてもらうまでずっと
薬を昨日より多く飲んで寝た
あの黒猫が頭から離れない
先生を思い出すが
絶対先生が気づくまでずっとずっと
先生は私が守りきる
誰にも渡さない
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黒猫のコトリ(プロフ) - 詠音さん» すみません、外したつもりだったのですが(- -;)コメントありがとうございます (2017年8月8日 21時) (
レス) id: e339c6d734 (このIDを非表示/違反報告)
詠音(プロフ) - 文アルのキャラが出る作品なので、オリジナルフラグを外して下さい (2017年8月8日 16時) (レス) id: b3cee6b2df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫のコトリ | 作成日時：2017年8月8日 0時
