90章ーまた余計なことをー ページ42
風月「まだ腫れてますね」
玉座の間に戻ったA
風月が包帯を取り替えてくれる
先ほどぶつかったあの柱の傷が色んな意味で意外と痛い
昌平君「ところでそろそろ教えていただきたい」
会議の宰務を終えた昌平君が書物を片手に近付いてくる
『？』
昌平君「王女様の心を見事勝ち取った若造について、です」
ずばりピンポイントで正解を射抜いてくる軍総司令
『！…なんでそう思ったの』
政「…」
政とAは驚きを隠せない
昌平君「以前と比べて王女様は変わられました。
ここ数日妙に嬉しそうになされている。
…そして御化粧が以前よりか濃くあらせられている」
『昌平君。化粧は余計だから』
やはり彼には感づかれていたようだ
昌平君「大した意味はありません。
この国の右丞相として、その者が果たして”本当に王女様に相応しいのか”吟味したいところです」
昌平君は警戒するような顔をする
あなたのお気に入りの生徒だよ。なんて言えるわけがない
政「…あぁ。もしかしてあの時庭で会った飄々とした茶髪の好青年ですか？」
政は閃いたかのような表情で聞いてくる
今まで無表情だった昌平君は少し驚いた顔をする
どうやら察したようだ
昌平君「…なるほど。」
昌平君は下を向いて少し笑った
大方、予想がついてしまったのだろう
『もー政！』
政「？！」
政は何故怒られてるのか理解できず、ウッと固まる
昌平君「…して大王、その前代未聞の事をなし得た者の名はお聞きになられましたか」
弟はチラッと私を見る
また余計なことを言っては“お年頃の姉”に、どつかれかねない
『もう言ってもいいよ政。』
考えてみればどっちみち遅かれ早かれいずれはバレるのだ
政「…あぁ。蒙武将軍のご子息だ。
‥お前の軍師学校の生徒なんじゃないのか？
帰ってから昌文君に調べさせたが彼は‥‥天才らしい」
昌平君はやはりと言う表情で頷く
昌平君「彼なら、大丈夫でしょう。女人付き合いの多さがたまに傷ですが。
下手な詮索をしてしまいました。」
彼はやれやれと言わんばかりにまた小さく笑った
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のの９０９ - 夜間飛行士さん» 色々な作品、ありがとうございます・・・！ (2022年4月7日 21時) (
レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
夜間飛行士(プロフ) - のの９０９さん» いえいえ、とんでもないです。嬉しかったです、ありがとうございます！！ (2022年4月6日 9時) (レス) id: 46d47b76d9 (このIDを非表示/違反報告)
のの９０９ - 夜間飛行士さん» ぜーんぜん大丈夫です。こっちこそごめんなさいｗ (2022年4月6日 7時) (レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
夜間飛行士(プロフ) - のの９０９さん» ののさんいつもありがとうございます！！*❇︎ すみません、お誘いとても光栄なんですが、私が不定期＆かなり雑な人間ですので、せっかくお誘いいただいて申し訳ないのですがやめた方が御身のためです‥笑お誘いいただきありがとうございます(T_T) (2022年4月5日 22時) (レス) id: 46d47b76d9 (このIDを非表示/違反報告)
のの９０９ - これでみるの5回目だー (2022年4月5日 22時) (レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜間飛行士 | 作成日時：2019年10月12日 23時
