52章ー休息2ー ページ4
信に連れられて無理やり空き地に引きずり込まれる
蒙恬「信、俺たち今日非番なんだからいつもの剣、持ってないじゃん。…護身用の短刀ならあるけど…王賁もあるよね?」
そういって蒙恬は懐から刀を取り出す
王賁「俺はやらん。お前達だけでやれ」
信「なんだよ王賁。あ、まさかお前槍しか使えないから負けんのが嫌ってか」
王賁「なんだと。」
『王賁は昔、普通の剣も稽古で練習してたから短刀でも余裕だと思う』
蒙恬「!」
Aは場を取り押さえる
信「そーなの?え、お前槍一筋かと思ってたぜ」
『分かった、王賁。この二人が嫌なら私の相手をしてよ。それなら良いでしょ』
Aはそう言うと、さっさと終わらせて信達と交代しようと言わんばかりに彼の背中を押して空き地の奥の方へ向かった
***
少し離れた所から信と蒙恬は観戦する
Aは王賁の刃を器用に交わしながら、自身の刃をふるう
信「やっぱしあいつ王女なのに強ェよな。王女ってもっとこう、大人しいイメージあったぜ」
信はAの舞うような剣さばきに感心する
蒙恬「…彼女は昔からあんなんだったよ」
蒙恬はどこか寂しげな表情になる
信「ん?蒙恬お前、Aの事知らなかったんじゃねぇの?王女だって教えた時、顔ひきつってたぞ、カカカ」
蒙恬「彼女とは昔会ったことがある。っていうかたまに王賁と三人で剣の修行してた。
まぁ…まさか王女様だったなんて夢にも思わなかったけどね」
蒙恬は懐かしそうな表情をする
信「そーいや、あいつの剣技、お前と同じで受け流し?使ってたっけ…」
信はAと決闘した時の事を思い出す
蒙恬「まーでも本人は俺との記憶忘れちゃってるみたいだけどね」
Aを遠くを見るように見つめる
信「なら直接あいつに聞いてみればいいじゃねぇの?「俺のこと覚えてる?(ドヤ」ってよ」
信は蒙恬に助言する
蒙恬「は!?そんな軽い男みたいなことできるか」
信「いつも女子からキャーキャー言われてるクセによく言うぜ」
王賁「おい。」
二人が騒いでる間にAと王賁は決闘を終え戻って来ていた
王賁「次はお前らの番だ。決闘したいならさっさとしてこい」
額に汗を滲ませながら王賁は睨みをきかす
蒙恬「はいはい、お疲れ様、Aと賁君。行ってきますー」
蒙恬は信を連れ空き地の奥の方へ走って行った
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のの909 - 夜間飛行士さん» 色々な作品、ありがとうございます・・・! (2022年4月7日 21時) (レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
夜間飛行士(プロフ) - のの909さん» いえいえ、とんでもないです。嬉しかったです、ありがとうございます!! (2022年4月6日 9時) (レス) id: 46d47b76d9 (このIDを非表示/違反報告)
のの909 - 夜間飛行士さん» ぜーんぜん大丈夫です。こっちこそごめんなさいw (2022年4月6日 7時) (レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
夜間飛行士(プロフ) - のの909さん» ののさんいつもありがとうございます!!*❇︎ すみません、お誘いとても光栄なんですが、私が不定期&かなり雑な人間ですので、せっかくお誘いいただいて申し訳ないのですがやめた方が御身のためです‥笑お誘いいただきありがとうございます(T_T) (2022年4月5日 22時) (レス) id: 46d47b76d9 (このIDを非表示/違反報告)
のの909 - これでみるの5回目だー (2022年4月5日 22時) (レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜間飛行士 | 作成日時:2019年10月12日 23時