51章ー休息1ー ページ3
信「蒙恬！元気そうで良かったぜ。お前、噂だと重症だとか死んだとか言われてたぞ」
信が笑いながら蒙恬に話しかける
蒙恬「笑い事じゃないって、ほんとに死にかけた」
二人は石の高台で談笑していた
今日は任務は無いらしく信はいつもと変わらないが蒙恬はどこか華やかな装いだ
信「ん？あれ、Aと王賁なんじゃねぇの？」
信が高台からすぐ先の城下町を指差す
たしかにAと王賁だった。二人は町並みにそって歩いている。とくに護衛などは見当たらない
それを見るなり蒙恬は立ち上がり
蒙恬「…んじゃ、俺たちもお邪魔しちゃおっかー。信行くぞ」
石段から腰を浮かせ、階段を降りていく
信「…っておい待てよ蒙恬！」
彼等は町を歩く二人に追い付く
二人の気配にAと王賁は同時に振り返る
『信、蒙恬！』
王賁「こんなところで何してる」
相変わらず王賁は厳しい目付きで二人を見る
蒙恬「何って二人を見つけたから」
信「そーゆうお前らはなんで一緒なんだよ」
王賁「お前達には関係ない」
『私が一人で歩いてたらたまたまさっき王賁に会っただけだよ』
Aは事実を述べ、この場を取り押さえる
信「ま！取り敢えず歩こーぜ！」
王賁「お前が仕切るな」
王賁の信へのツッコミにもだいぶ慣れてきた気がする
そう考えていると横に蒙恬が並ぶ
蒙恬「蕞での傷はもう大丈夫？」
『！なんでその事知って…』
蒙恬「宮廷で大騒ぎだったらしいよ。王女様が戦場に出て負傷したって。なんでも秦国中の医者が王宮に集められたって噂」
『……』
蒙恬「…俺が言いたいのは君が皆から大事にされてるってこと。
前に俺に言ってくれたろ、
“人は肩書きだけじゃ人気者にはなれない”って。それ、君の事だよ」
淡々と前を向いて話す彼の言葉を横で聞きながら、昔桓騎将軍に誘拐されたことを思い出す
簡潔に言うと当時秦国は、さらわれたのが男子つまり跡継ぎでは無かったということもあり、この汚職事件を隠ぺいするという苦渋の選択をした。
つまりAは秦国に見捨てられたも同然と思っていた
今更になって、なんなの…____
Aは複雑な気持ちになる
蒙恬「…あのさちょっと聞きたいんだけど…__」
信「おーーし王賁！蒙恬、A！今から決闘するぞ！！」
Aに何かいいかけた蒙恬だったが信の勢いに書き消される
蒙恬「…え？」『？』「……」
信に背中を押され、三人は空き地へ誘導される
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のの９０９ - 夜間飛行士さん» 色々な作品、ありがとうございます・・・！ (2022年4月7日 21時) (
レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
夜間飛行士(プロフ) - のの９０９さん» いえいえ、とんでもないです。嬉しかったです、ありがとうございます！！ (2022年4月6日 9時) (レス) id: 46d47b76d9 (このIDを非表示/違反報告)
のの９０９ - 夜間飛行士さん» ぜーんぜん大丈夫です。こっちこそごめんなさいｗ (2022年4月6日 7時) (レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
夜間飛行士(プロフ) - のの９０９さん» ののさんいつもありがとうございます！！*❇︎ すみません、お誘いとても光栄なんですが、私が不定期＆かなり雑な人間ですので、せっかくお誘いいただいて申し訳ないのですがやめた方が御身のためです‥笑お誘いいただきありがとうございます(T_T) (2022年4月5日 22時) (レス) id: 46d47b76d9 (このIDを非表示/違反報告)
のの９０９ - これでみるの5回目だー (2022年4月5日 22時) (レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜間飛行士 | 作成日時：2019年10月12日 23時
