63章ー黒幕ー ページ15
_屯留で成蟜の事件があってから三日後、Aは嬴政と共に高台から城下町を見つめる
政「成蟜派はほとんど全員が瑠衣につきました。
…アイツが家臣から慕われていた証拠だな」
瑠衣は政と勢力を一つにすると公言したので、つまりこれで宮廷で政陣営が呂不韋陣営を上回ったことになる
『政。成蟜はあなたと違ってひねくれてたけど、あなたと同じ優しさを持ってた』
政はAを見る
「…アイツも姉上を慕っていました。恐らく、姉上が俺にばかり肩を持つことが悔しかったのでは？」
政が珍しく冗談っぽく言う。
横で落ち込んでいる姉を励ましているのだろうか
___階段の下、中庭付近で信が勢いよく走って行くのが見えた
政「？あいつ何をそんなに慌てて」
ふと信の目線の先に目をやるなり
その場から勢いよく飛び出す
政「‥姉上！」
何かに気づいたAは全速力で信を追いかける
『政はそこにいて』
政をそこに残してAは信を追いかけた
＊＊＊
Aは信の背中に追いつく。
信は剣のような鋭い目付きで目の前の”彼”と対峙している
呂不韋「…突然現れたと思ったが…お主…信じゃな。…大王様のお友達の。
ん？おお、それに王女様！お散歩ですかな」
呂不韋は顎髭を撫でながら不敵に笑う
『呂不韋。いつかあなたを処罰するから』
Aも表情はいつもと変わらないが声は怒りが混じっていた
信「お前は王にはなれねェ。正義がないからだ」
呂不韋は目を細める
「何をもって正義と言うのか。まだまだお主らには経験が足らんようだな」
ビリビリとした威圧感が広がる
「『！』」
信はとっさにAをかばうように後ろに回す
呂不韋「失礼、この後商談があるのでな」
呂不韋はその堂々たる威圧感を放ちながら二人の横を通り過ぎる
前にいる信は大きく見えたが
その横を通り過ぎた呂不韋はさらに大きく、高く見えた
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のの９０９ - 夜間飛行士さん» 色々な作品、ありがとうございます・・・！ (2022年4月7日 21時) (
レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
夜間飛行士(プロフ) - のの９０９さん» いえいえ、とんでもないです。嬉しかったです、ありがとうございます！！ (2022年4月6日 9時) (レス) id: 46d47b76d9 (このIDを非表示/違反報告)
のの９０９ - 夜間飛行士さん» ぜーんぜん大丈夫です。こっちこそごめんなさいｗ (2022年4月6日 7時) (レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
夜間飛行士(プロフ) - のの９０９さん» ののさんいつもありがとうございます！！*❇︎ すみません、お誘いとても光栄なんですが、私が不定期＆かなり雑な人間ですので、せっかくお誘いいただいて申し訳ないのですがやめた方が御身のためです‥笑お誘いいただきありがとうございます(T_T) (2022年4月5日 22時) (レス) id: 46d47b76d9 (このIDを非表示/違反報告)
のの９０９ - これでみるの5回目だー (2022年4月5日 22時) (レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜間飛行士 | 作成日時：2019年10月12日 23時
