キミの存在価値。1 (ページ16)

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予想外2 ページ16

詩side

ピーーッ、ピーーッ

詩「ん...?」

聞き慣れない機械音で目が覚めた。

あれ、何でベッドに寝てるんだっけ？

寝起きの回らない頭で考えてみる。

あぁ、倒れたんだった。

でも、何でだろうね。辛くない。

明日からの部活も頑張れそうだ。

苦しくなったら、また、来ようかな。

ここは私を否定する人も、蔑む人もいない気がするから。

私が傷つけた人も、私が避けてしまった人もいない気がするから。

ピーーッ、ピーーッ

そしてこの音は、点滴の機械から？？

終わりましたよってことなのかな。

身体もそんなに重くないし、廊下に出れば誰かいるよね。

キャッキャと楽しそうな笑い声がする。

小さな患者さんが来たのかな？

よいしょってお婆ちゃんみたいな声を出して、点滴をカラカラ引きながら、部屋を出る。

？「詩...?」

詩「え？」

待って、

どうして、

何でここに、

部屋のドアを引いて、

目の前にいたのは、

アン「こんな所で何してるの...?

え、患者？被害者ヅラしてんの？ウケるww」

やだ、

やめて、

シズカ「あれだけナオちゃん苦しめといて、精神科通い？

あ、一ノ宮でも問題起こした感じ？友達1人くらいは出来ただろうに、

また、裏切ったんでしょ？」

詩「裏切ったのはッ！！
シズカ「ウチらだってか？学年の敵になった奴の側にいられる訳ないじゃん。

詩はさぁー、

誰からも、

必要とされてなかったよ。

最初から。」

わかってる、

わかってるから、、、

シズカ「ねえ、人傷つけること、楽しい？

あるのかなぁ、詩に。

生きる意味。」

何かが壊れた音がした。

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更新遅くなりましたすみません！！！！

試験が来月に迫っておりまして、また遅くなります...。

いじめっ子の3人の名前、読者様にいらっしゃったらごめんなさい。