第25話:すーぱーろりこん() ページ29
期待した？とニヤニヤ笑うショッピさんに、
少し腹が立った。
ひ、必死に逃げたのに……っ！
ぽすっ。
shp「え」
『今日、は…このくらいで許します。もうしないで下さいね』
ショッピさんのお腹に
一発グーパンを入れて言った。
一瞬目を丸くされたけど
「ちゅーでも良いんすよ」とか言ってきたので
もう一発殴った←喜んでたのは多分気のせい。
？「ショッピくん…何やってるんですか」
突然、奥の方から声がした。
悶絶してしゃがんでいたショッピさんに、
その人が声をかける。
髪と目の色素が薄い、
全体的に見てもあまり特徴のある感じはない。
『……えと』
声を出すと、
その人が気付いてこちらを見た。
そして何かを思い出したように、笑顔になる。
「あぁ、貴女がAさんですね。自己紹介が遅れて申し訳ないです。私はエーミールと申します。本部所属の幹部をやらせて頂いてます」
『あ、…A・アゼリアと言います』
その人…エーミールさんがとても丁寧に
自己紹介をしてくれた。
きっとこの人が、初日に居なかった幹部の一人。
頭の中で納得していると、
ショッピさんがエーミールさんに疑問符を浮かべる。
shp「エミさんなんでそんな丁寧に話すんすか」
em「っ！ええやないですか、礼儀ですって」
やっぱり、少し抜けてるとこがあるのかな
慌てて弁解するエーミールさんを見て思った。
幹部ってことは能力者、だよね。
図書館にいるってことは
司書さん？なのかな。
他人に興味を示したことはあまりないけど
ここに来てから、楽しいことだと分かったから。
それに、ちゃんと笑いたい。
沢山のことを、知りたい。
皆のこと。
『あ、の…エーミールさん』
em「はい？」
『また、ここにまた来ても良いですか？
本、読みたくて』
em「……。いつ、来て頂いても構いませんよ。
私は大抵ここに居るので、本を貸し出すことも可能です」
『…ありがとう、ございます』
嬉しい。
笑ってお礼を言う。
最近は、謝罪よりも感謝の気持ちを伝える事が増えた。マンちゃんのおかげかなぁ。
自然と、口元が緩んでいた。
shp「へぇ…」
ショッピさんにじーっと見られる。
『えと…？なんですか』
shp「それなりに、形になってきてるやんって思って。やっぱり笑った方が可愛いわ」
『…さらっと口説かないでください』
shp「はいはい。大先生と一緒にはせんといて下さいねー」
フリフリと手を振ってから、
此方に背を向けて歩いていってしまった。
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Yuzu・Neko(プロフ) - ゼロさん» ありがとうございます。頑張りますねっ(｀・ω・´)☆ (2020年2月18日 7時) (
レス) id: 1898adb7ec (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 柑橘系と猫さん» いえいえ、こちらこそ小説を楽しませてもらってますので！これからも、無理しない程度に更新頑張って下さい！！ (2020年2月18日 0時) (レス) id: f5adb14e6d (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系と猫(プロフ) - ゼロさん» わ、本当です。気付きませんでした( ﾟﾛﾟ)!!わざわざありがとうございます、感謝です(* ´ ▽ ` *) (2020年2月17日 17時) (レス) id: 197a9d35a4 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 細かいのですが、第9話の1番最後…「止まってだ」になってます…恐らく「止まってた」と書きたかったのではないでしょうか？ (2020年2月17日 10時) (レス) id: f5adb14e6d (このIDを非表示/違反報告)
Yuzuneko(プロフ) - マヨネーズさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいです。よっしゃ！頑張って続き書くぞ(●’∇’)♪ (2020年2月11日 7時) (レス) id: 197a9d35a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柑橘系と猫 | 作成日時：2020年2月7日 20時
