第16話:進む秒針 ページ18
gr「時間…か」
tn「支払った対価に応じて、その時のピンチから脱する為に何か願ったはず。Aから聞いた話やと弟を崩れてきた壁から守ろうとしたんやんな？」
『は、い…』
rb「それだと…時間ってあまり関係ないんとちゃうか？」
zm「壁が崩れてきてたんやったら、時間操作じゃ何もできひんやん」
sha「…時間、止めたとか」
ut「…止めても壁が崩れてきてんのは変わらんやん」
shp「その状況を脱するんなら、まず弟を移動させんといけないっすね」
kn「ぅぁー…難しいこと考えとっても進まんやん。ここはやっぱ、実践あるのみやろ！」
「「「え？」」」
ーーーーー
『ーーーーーーー…で』
『なんで、こうなるんですか…(-_-;)』
kn「ようは、ピンチに陥ればええんやろ？やから、実戦で勝負して自分の命が危険に晒されれば発動するやろーって」
sha「チワワにしては良えこと思い付くやんけw」
kn「チワワは余計じゃシャオロンボケぇ！」
『そういう問題じゃないかとー…』
そう、連れてこられたのは訓練場。
シャオロンさんとコネシマさんがよく模擬戦闘を行う場所らしい。普段は兵の訓練の為使用には許可が必要だけど、今日はこの為に貸しきってくれた。
kn「武器はそれでええねんな？」
『は、はい…！何時でもどうぞ』
木刀、訓練用の軽いやつ。
少しリーチがあるので、振り回すくらいなら牽制になる。
tn「無理はせんでええかんな…？」
心配そうに言うトントンさんに
私はグッドサインを出す。
tn「いやグッドじゃないわアホ」
os「まぁまぁ♪本人もやる気みたいやし、危なくなったら止めに入ればええって。初心者なんやろ？」
tn「まぁせやな…じゃ、始めるで」
トントンさんが、模擬戦開始のブザーを鳴らす。
コネシマさんが、一気に距離を縮めてきたのがわかった。
『久しぶりだな…剣、使うの』
そう言って、木刀を真っ直ぐに上に持ち上げ、肘を引いて構える。口を真一文字に閉じ、神経を集中させる。
os「…！ちょ、待ち。あの構え…」
tn「は？」
コネシマさんの気配が、
どんどん近付いてくる。
『…っここ』
一太刀。
kn「え」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yuzu・Neko(プロフ) - ゼロさん» ありがとうございます。頑張りますねっ(｀・ω・´)☆ (2020年2月18日 7時) (
レス) id: 1898adb7ec (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 柑橘系と猫さん» いえいえ、こちらこそ小説を楽しませてもらってますので！これからも、無理しない程度に更新頑張って下さい！！ (2020年2月18日 0時) (レス) id: f5adb14e6d (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系と猫(プロフ) - ゼロさん» わ、本当です。気付きませんでした( ﾟﾛﾟ)!!わざわざありがとうございます、感謝です(* ´ ▽ ` *) (2020年2月17日 17時) (レス) id: 197a9d35a4 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 細かいのですが、第9話の1番最後…「止まってだ」になってます…恐らく「止まってた」と書きたかったのではないでしょうか？ (2020年2月17日 10時) (レス) id: f5adb14e6d (このIDを非表示/違反報告)
Yuzuneko(プロフ) - マヨネーズさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいです。よっしゃ！頑張って続き書くぞ(●’∇’)♪ (2020年2月11日 7時) (レス) id: 197a9d35a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柑橘系と猫 | 作成日時：2020年2月7日 20時
