第12話:マンちゃん ページ14
？「何してるん？」
声の主は、私の部屋のクローゼットを開いて居た。
この辺では珍しい、緑色の瞳を持った彼だ。
zm「オスマンやん。何してるん？」
os「や、こっちが先に聞いたんやけど…」
『あ、あの…』
os「え」
オスマンさんも、一瞬だけ固まってこちらを見る。
凄くじーっと見られたから、ゾムさんの後ろに隠れる。
os「あー、良いアングルだったのに。太ももとか」
zm「おいオスマンそれはないやろ。流石に俺でもどストレートには伝えへんぞ」
論点そこじゃないと思う(ど正論)
os「てか何でゾムのパーカーで彼シャツしてんねや…鼓動が速いから、おおよそ風呂入ったあとにでもゾムに捕まったんか？」
『…そ、の通りです』
zm「捕まえたんやなくて助けたんやで？不思議やろ、オスマンは耳がええから。まぁ能力のせいなんやけどな」
耳がいいの関係あるの…？
声に出してはいないのに、オスマンさんは笑って答えた。
os「っははwほら、人間はいろんな”音”を出しとるやろ？血液の流れる音、節と節が擦れ合う音、色々な。心音、心拍数による心情の変化を繰り返し考えてるうちに、その”音”によって人が考えてる事が分かるんよ」
『…凄いです』
能力といっても…そこまで人○を超えて出来る芸当だろうか。
オスマンさん個人の能力…元から備わってた賢さも含めてなんだろうなぁ…。
os「…俺と話すときは敬語外していいめぅ。ついでに、さん付けも外してくれると嬉しいんやけど。マンちゃん♡って呼んで〜(*´∀｀*)」
オーラから花が飛んでる。
これは呼ばなきゃいけない雰囲気…？
『…ん…ちゃん』
os「ん〜？」
『ま、マンちゃんっ』
os「よく出来ました♪」
いたずらに微笑んでから、彼は私の頭に手を乗せてポンポンした。
急に何かに気付いたように洗面所へと向かった。
帰って来たと思ったら、その手にはドライヤー。
os「髪、乾かしてへんやろ？俺がやってあげる」
『え、そんな…申し訳ないです、自分でも…』
os「いーから。ね？」
気が付くと、いつの間にか私はオスマンさ…マンちゃんの膝の上に居た。
優しい手つきで私の髪をとかしながら、乾かしていく。
眠くなりそう…。
マンちゃんから伝わってくる温度も
手から感じる優しい暖かさも
その全部が愛おしく感じる。
os「ねぇ、何で謝るん？」
『へ…』
os「誰かに何かしてもらった時。基本、全部謝ってたし。家訓とか？」
『それは…』
ーー
字数ぅ_(┐「ε:)_
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Yuzu・Neko(プロフ) - ゼロさん» ありがとうございます。頑張りますねっ(｀・ω・´)☆ (2020年2月18日 7時) (
レス) id: 1898adb7ec (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 柑橘系と猫さん» いえいえ、こちらこそ小説を楽しませてもらってますので！これからも、無理しない程度に更新頑張って下さい！！ (2020年2月18日 0時) (レス) id: f5adb14e6d (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系と猫(プロフ) - ゼロさん» わ、本当です。気付きませんでした( ﾟﾛﾟ)!!わざわざありがとうございます、感謝です(* ´ ▽ ` *) (2020年2月17日 17時) (レス) id: 197a9d35a4 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 細かいのですが、第9話の1番最後…「止まってだ」になってます…恐らく「止まってた」と書きたかったのではないでしょうか？ (2020年2月17日 10時) (レス) id: f5adb14e6d (このIDを非表示/違反報告)
Yuzuneko(プロフ) - マヨネーズさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいです。よっしゃ！頑張って続き書くぞ(●’∇’)♪ (2020年2月11日 7時) (レス) id: 197a9d35a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柑橘系と猫 | 作成日時：2020年2月7日 20時
