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う ページ3
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〜相澤side〜
『＿＿＿＿＿ぁいざ、わ、せんせ。』
聞こえてきた色気を含んだ声に、目を見開いた。
飛びついてきたコイツの頭を撫でながら、引き剥がそうと試みる。
「おい、仮にも街中だぞ。」
というか、一緒に居たはずのマイクはどこに行ったのか。(察して帰った)
『別にいーじゃん。
今の時代、恋愛の形は自由だよ。』
「誰がいつお前と恋愛した。」
思わず即答してしまう、が。
『センセ、カラダのカンケーだけでも恋愛って言えるかな？』
意地悪く歪んだ瞳が、ハート型に光った。
コイツ、
「(…そうだ、コイツはこういう笑い方をする奴だった。)」
必死に街から離れるが、間もなく身体が芯から疼く感触。
それを知ってか知らずか。
多分前者。
家に着くまで着いてきた喰魔は、玄関にもたれる俺の正面に立って言った。
『先生、メチャクチャにしてよ。』
ドロドロに欲望まみれな目、
舐めずる口元、
直後に俺の胸板にグリグリと押し付けられる頭。
「煽ってんじゃ、ねーよ。」
ぶっつん、と切れたのはきっと理性。
喰魔を自分の家に連れ込んだ。
僅かな冷静さが俺の罪悪感を掻き立てる。
でも、だ。
でもな。
もう、遅い。
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作者名：ぽちまめ。 | 作成日時：2021年2月13日 17時
