白ひげ海賊団の末っ子【ONEPIECE】

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｢A、なにか得意なことはあるか？｣


サッチさんがご飯を作ってくれている間、私に話しかけてくれたのはマルコさんと16番隊隊長のイゾウさんだった


『えっと…あ！熊ならよく倒してました！』


｢ここは海の上だよい…熊はいねぇ｣


あ、じゃあワニは？そう思いついたけど、ワニがいるのは川だもんなぁ…



｢料理は？｣


『材料の調達くらいなら』


｢だと思ったよい…｣


困ったな…とでも言いたそうにため息をついたマルコさん


得意なこと…得意なこと…


｢なぁ、Aは1番隊に入るんだろう？｣


｢聞いてねぇよい！この前入ったヤツらも1番隊なんだ！お前、おれを殺す気か！？｣


｢あぁ悪ぃな。でも昨日オヤジがそんなこと言ってたぞ？｣


｢なにィ！？ ちょっと待ってろよA、今確認とってくるよい！｣



そう言って走り去って行ったマルコさん



『あの…えっと、私はどうしたら…』


｢さあな…｣


そう言って銃を手入れし始めたイゾウさん


ちなみにペン太は甲板でクルーのみなさんと遊んでいるらしいから、私は完全に1人だ


シャンクスさん、レイリーさん早速ピンチです…


そんなどうでもいいことを考えているとサッチさんが料理を運んできてくれた


｢なぁAちゃん。包帯とかは巻けるのか？｣



『まぁ、包帯や絆創膏くらいならなんとか』


エースやサボたちはよく怪我してたから、軽傷の手当くらいなら出来る



｢それならやっぱ1番隊がいいんじゃないのか？｣



｢それもそうだな。マルコは船医なんだ。詳しいことはあいつに教えてもらえ｣



『わかりました…』



マルコさんか…どうしてあんなに元気なんだろう


｢あいつは普段、もっと落ち着いてるから安心しな。最近新入りが入ったり、Aちゃんのことでバタバタしてたから、過労でおかしくなってるだけさ｣



笑いながらそう補足してくれたサッチさんの後ろからマルコさんが歩いてくる


｢Aは1番隊に所属だそうだよい。それと、この前の奴らは4番隊と16番隊に所属だそうだ｣


｢｢なっ！ふざけんじゃねぇ！｣｣


｢知らねぇよい。オヤジの判断だ｣


またワイワイと始まった会話に耳を傾けていると、白ひげさんが食堂に来た


｢グララララ…宴だァ！！｣


｢｢｢｢うぉー！！！｣｣｣｣


一段と騒がしさを増した食堂で、サッチさんたちが作ってくれた沢山の料理を一斉に食べ始めた

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