幼なじみ ページ18
・
『いたっ…』
気づいた時には遅かった。
踊ってる時はアドレナリンとかで気づかなかったけど、捻挫してたっぽい。
病院行かないとな
『おつかれ、先帰るね。』
向井「ええっ、Aちゃん帰っちゃうんですかぁ？」
岩本「珍しい、なんかあった？」
相変わらず感の鋭い照。
『んー、ちょっと滝沢くんと打ち合わせ。』
実際、滝沢くんとの打ち合わせは結構してるし、嘘だってバレないはず。
深澤「そっか！おつかれ！！」
宮舘「また明日。」
『うん、明日ね。』
廊下に出るとさらに痛みは増してきて、引きずって歩くようになった。
？「やっぱり。」
後ろから声をかけてきたのは…
『亮平…。なんで？』
阿部「幼なじみの捻挫してるとこ何回見てると思ってんの。多分みんなは気づいてないけど。」
亮平はそう言うと、私の前に屈んだ。
『え？』
阿部「背中乗って。病院行くんでしょ。」
『行くけども、亮平も帰ってきよかったの？』
阿部「カズさんとの勉強会って言ってきたから大丈夫。」
歩くのも辛いし、大人しく亮平の背中に乗ることに。
『重くない？』
阿部「軽いから。てか、懐かしー！小さい頃、Aのことおんぶして帰ったことあったよね。」
『Jrになってすぐの時だっけ？』
あの時も、捻挫隠してたんだけど亮平にだけはバレたんだよなぁ。
阿部「それもあるけど、覚えてる？幼稚園の時のこと。」
『あ、覚えてるよ。だってそれが私の初恋のきっかけだもん。』
・
＿幼稚園の時＿
亮平(その当時は、亮ちゃん呼びだったかな？)と家の近くの公園で遊んでた。
『亮ちゃんまって〜！』
亮平を追いかけていて、小さな段差に気づかなかった私は、転んじゃって。
『っ…いたいっ……ｸﾞｽｯ……』
阿部「A？大丈夫？？」
『血っ、、、』
結構広範囲を擦りむいて血もいっぱい出てきてた。
阿部「大丈夫。大丈夫だから、泣かないで。」
優しく頭を撫でてくれて、亮平が持っていたハンカチを膝に巻いてくれた。
阿部「立てる？帰ってちゃんと絆創膏貼ろ？」
『痛くて、歩けないっ。』
阿部「うん、分かった。じゃあ僕の背中乗って？」
その当時の身長は私の方が少し大きい位だったのに、まだ小さい背中で私をおんぶして家まで連れて行ってくれたんだ。
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ゆずき(プロフ) - S_1127さん» ありがとうございます！うれしいです！！続編で書かせて頂きます！ (2019年10月24日 0時) (
レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
S_1127(プロフ) - このお話1番好きで何回も読み直してます！もしお時間があればドッキリGPのお話書いて頂きたいです！！ (2019年10月13日 21時) (レス) id: 45fa4d853a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - Kanaさん» いつもありがとうございます！結構切なくなりそうです... (2019年10月10日 16時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
Kana(プロフ) - 毎回コメすみません！あ〜(T-T)裏側ではちゃんと好きって気持ち忘れてなかったんですね(>_<)切ないです…。今回も胸がぎゅーってなりました(ToT) (2019年10月10日 0時) (レス) id: f3e4f0c0df (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - 思っていた以上に切ないお話になりそうです。それはお楽しみに！ありがとうございます。 (2019年10月9日 22時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずき
| 作成日時：2019年8月10日 15時
