雪男の紅一点は愛されてる

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迎えてくれたのはAママ



Aママ｢亮平くん。どうしたの？｣



｢A、部屋にいますか？｣



Aママ｢いると思うけど...。｣



｢お邪魔します！｣



行きなれたAの部屋の扉をノックする。



『はーい。何ー？』



扉を開けて入ると、驚いた顔のA。



｢ごめん...。あんなこと言って。余裕なかったんだ俺。｣



『ううん。私が悪い。すぐ亮平に頼るの、悪い癖だ。』



｢頼っていから。俺の勉強にもなる。...だからその代わり、頼らせて。｣



ニコッと微笑むA。


その笑顔がどれだけ力になるか...。



『もちろん。頼って？』



それからの約1ヶ月、Aと二人三脚で頑張った。



そして受験を迎え、いよいよ合格発表。



『ね！！亮平！！あったよ！！番号！！！！！』



｢俺も！！受かってた！！！！ありがとな。｣



無事、2人とも合格することが出来た。



『亮平が数学教えてくれたおかげ！』



｢Aがずっと支えてくれたおかげ。｣



『？私支えた？』



｢精神的に支えてもらった。もちろん英語もね？｣



『私もー。亮平と一緒だったから頑張れた。』



これで、およそ半年ぶりにJrとしての活動も再開出来た。



理工学部の理系男子、阿部亮平と



外国語学部の数学強めな文系女子、雪野A



幼稚園、小学校、中学、高校、そしてこれからの大学が同じ幼なじみです。

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