雪男の紅一点は愛されてる

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貴方side



別仕事で遅れて楽屋に入ると、既に6人が揃ってた。



岩本｢A、おはよ。｣



深澤｢やっとA来たぁ〜。｣



渡辺｢やっぱ、男6人はきついわ。｣笑



佐久間｢おはようピーマン！｣



宮舘｢おはよう。｣



阿部｢.......。｣



明らかにご機嫌ななめな亮平。



一切こっちを向いてくれない。



『亮平...っ。』



亮平の服を掴んで名前を呼ぶと、顔を合わせてくれた。



『.....ごめんなさい。心配してくれてたのに、あんなこと言って。』



阿部｢ほんとに反省してる？絶対またやるよね。｣



深澤｢おい、何したんだよ。｣



渡辺｢謝ってんだから、許してやったら？｣



阿部｢みんなだって、怒ると思うよ。Aが何したのか聞いたら。｣



『...そんな言い方しなくても...。』



岩本｢分かった。Aの話も聞くから、阿部ちゃん教えて？｣



阿部｢このまえ、Aが大学の友達と飲みに行くって言ってたの。仲良かった女子とね？

だから、10時ぐらいには切り上げて電話してって言ったの。迎えいくからって。

そしたら、連絡は来ない、電話したら酔っ払ってて、電話越しに男の声がする。で、強制的に迎えいった。｣



佐久間｢...まぁ、いいとは言えないかもな。｣



『や、別に1人で帰れるし、頼んでないし。』



阿部｢ほら、反省してないじゃん。｣



『それに、男子がいたのだって友達が呼んでただけだし。』



阿部｢Aさ、酔うと人に絡む癖あるの自分で分かってる？男に絡んでみ？単純だからね、男は。｣



...それは...。



宮舘｢A。阿部ちゃんが怒ってるのは心配だからだよ。ましてや、アイドルなんだから。何かあってからでは遅いし、Aが辛い思いするようになるからね？｣



『...うん。』



舘様の言葉に涙が出てくる。



渡辺｢ほーら、阿部ちゃんも。｣



阿部｢強く言いすぎた...。飲むなとは言わないけど、心配だから早く帰るようにはして欲しい。｣



『うん。ごめんね？心配してくれてありがとう。』



阿部｢俺も、ごめん。...泣くなって、ほら。｣



手を広げた亮平の胸に飛び込んだ。



佐久間｢幼なじみの喧嘩には幼なじみってか。｣



深澤｢阿部ちゃんも何気に過保護だよな〜！｣



岩本｢ふっかも人のこと言えないと思う。｣

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