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痴漢されたってのに side沖田 ページ11

side沖田
 ̄ ̄ ̄ ̄


満員電車に揺られてると、いきなり手首を掴まれる感覚があった。

チラッと見ると犯人はAで


沖「オイ、なにさり気なく手繋ごうとしてんでやめろ。下心見え見えで近づいてくる女……は……」


ちゃんとAの方を振り向いた瞬間、目を見開いた

視界に捉えられたAはかすかに震えていて、後ろの中年の男が少し息を荒げながらケツを触っていた。



チッ。


警察が近くにいるとも知らねェでよくもまあ。


もう一度Aに目を向けると涙目で静かにコクンとうなずいていた。

掴まれていた手をそっと振り払い、
近くに駆け寄って痴漢男の手首を力強く掴みあげてひねった。


男「いでででで!!」


手首の痛さのあまり悲鳴をあげる男
近辺の客の視線が一気に集まりざわつく


沖「テメー痴漢してたろ」


男「何バカなことを……!い、痛い!離せ!」


沖「とぼけんじゃねェ。……正直に吐かねーとこのまま折るぞ」


「そ、そうだそうだ!犯人はコイツ!コイツに触られたんです!」


男「うるせっ……あーっ!痛い痛い!」


だんだん周りが騒がしくなって来た。

でもその瞬間、ちょうど電車が駅に止まったので、駅員に痴漢男を預けておいた。

本当は俺が取り締まりてェがこの後の仕事があるからお願いしといた。


――――――
――――
……



「はあ〜。怖かった……。総悟くん、力強いね。ありがとう」


沖「……」


ちっと精神的にやられたりしてねーか不安だったが意外に明るい声で安心した。

てか本当はもうちょっと今でも震えてるモンなんだろうけど。
コイツは特殊だからな。




ハァ、とひとつため息をつく。





沖「……お前、俺から離れんじゃねーぞ」



「えっ!?」と顔を真っ赤にしてる隣の勘違い女。


沖「“電車内だけ”の話だからな、アホ」


「えー……。その言葉がなかったらもう完全に喜んでたのに。でもすっごいキュンとした。もっかい言って!もう一回!もう一回!もう一回!」




……コイツ、本当にさっきまで痴漢されてたんだよな



.

よくわかんないけど→←満員電車



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後輩K - これ面白いですね!わたし好きです! (2016年5月30日 21時) (レス) id: f6c1d76e68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アヤネさん» 嬉しいですありがとうございます(T ^ T)更新頑張りますね! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - レイさん» うれしいです!私もイチャイチャさせたいです!(笑)ありがとうございます! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - 来ちゃいました~!万事屋に来た可愛い小娘のときのリクエストに似ていて勝手にうれしくなっちゃってます笑やっぱゆずさんのかく小説は最高ですね!更新楽しみにまってます!! (2016年3月14日 2時) (レス) id: db2705815e (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - お邪魔します!前回の作品から読ませてもらってます!お話とても面白いです!沖田さんと夢主ちゃんのイチャイチャ早く見たいです!絶対可愛い!これからも無理せず更新頑張って下さい!楽しみにしてます(*^^*) (2016年3月13日 22時) (レス) id: 4800545bee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作者ホームページ:http://yuzuhomepage  
作成日時:2016年2月23日 11時

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