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「どこにいたんだよ?!」

「あれ、溺れてないんだ」

「よかった…」


みんなが心配する。


「ふぅ…みんな、ここからは何が起こってもおかしくない。魔法もね。だから絶対に驚かないで」

「「うん」」


そしてまた歩き始めた。

途中でシルクが花びらを見つけた。


「うん、あとはマサイか」

「俺だけないってことないよな?」

「人数分かどうかもわからない。でもみんなにあてはまってるからあとひとつかな?」


そんな気がする。

それからまたしばらく歩いた。

もう疲れた。

また休憩にしようか。


「あっ、落ちてた」


マサイが木のそばで花びらを拾う。

すると、ギチギチと音がする。

木が倒れてくる。


「マサイっ!!!!!」

「ぉわっ?!」


私は叫びながらマサイを手で押した。

足に激痛が走る。


「おい、マサイ大丈夫か?!」

「俺は大丈夫…」

「Aちゃん!」


だほちゃんについて、みんな駆け寄ってくる。

足が木の下敷きになっていた。


「痛っ…はぁっ、」


動けない。

シルクが木をどかそうとするも、ビクともしない。


「なんで倒れたんだ?」

「っ、わから、ない…」

“私を殺したからでしょ!”


声が聞こえた。


「なに?誰?!」


私は声に向かって叫ぶ。

みんなには聞こえてないみたい。


「あなたは誰なの?」

“今はまだ言えないわ。でもあれはあなたへの愛だったのに!”

「何が!わかんないよ!」


愛されたことなんて、ない。

お母さんからも、ただ厳しくされただけ。

辛いことしかないじゃない。

え?

もしかして。

もしかしてだけど。


「…お母さん、なの?」

“はぁ…そうよ”

「愛なんかじゃない。私は辛かったの!」

“いい子に育てたかったから!でもあなたはお母さんを殺したのよ?”

「故意にやったんじゃない!ただ睨んだら…」

『まぁまぁ、少し楽にしましょう』


そこに神様が現れた。

魔法で木を浮かせた。

足も痛くない。


「ありがとう、神様」

『いえいえ、ところでお母様』

“はい”


私はマサイを呼んだ。

トコトコと寄ってきて、私の手を繋ぐ。


『娘さんは故意に殺してない。目の力よ』

“薄々気づいてたけど…目は何?”

『かつてこの森でね、娘さんのような目をもった人達が住んでいたの。でも滅びてしまった。あなたの祖先にも1人いるわ』

“嘘っ…!”

「本当だよ、お母さん」

。→←。



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せいら/うおたみん(プロフ) - 愛恋さん» 返信ありがとうございます!短編集!そちらも楽しみですがまずはこのお話の続きが楽しみです!!これからも応援してます^^ (2019年12月4日 0時) (レス) id: 7f727240ff (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - せいら/うおたみんさん» コメントありがとうございます!もしかしたらおまけみたいな感じで短編集で出すかもしれないです!楽しみにしててください^^* (2019年12月3日 7時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 次の小説楽しみです!R1○は私は入れてもらいたいですが(おい)どちらでもいいと思います! (2019年12月3日 4時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - 妖艶なる幻惑の魔術師さん» そう言っていただけて本当に嬉しいです!ありがとうございます。新しい小説は来年からになるかもしれないですが、楽しみにしててください^^* (2019年12月2日 23時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - 瑠奈さん» 短編集ですか!そうしてみます!ご意見ありがとうございます! (2019年12月2日 23時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごはん。 x他3人 | 作成日時:2019年10月31日 23時

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