○謎への扉○ ページ4
片付けも無事終わり、もう季節は秋へ。
窓を開ければ、冷たい風が私の頬を撫でる。
「寒っ」
今日は特別な日。
これからあの場所へと向かう。
19歳。
まだ未成年の私が知らないこと。
今までずっと知りたかったこと。
私は用意しておいた荷物を持って、マサイの部屋へ向かった。
「お、来た」
「お邪魔します!」
お父さんが亡くなったというもの、誕生日にみんながとんでもないお祝いをしてくれた。
そのおかげで元気が出た。
持つべきものは友だね!
誕生日にはマサイの部屋へ移動した。
なぜかシルクとかもいた。
それでカメラも持ってたんだよね。
「なんでカメラ?」
「ふふんー、なぜでしょう?」
シルクがニヤニヤしながら私を撮る。
顔出しはOKな私。
まふまふさんとかはマスクなんだけどね。
靴を揃えてリビングに行く。
普通の光景。
まだその日はお父さんが亡くなったということもあって気持ちも沈んでた。
だほちゃんはスマブラやってる。
ぺけたんはソファーでごろごろ。
マサイは相変わらず私にくっついてくる。
でも、これは彼なりの優しさなんだろうなって思った。
歩く度に手がこつんと当たるのがもどかしい。
だから私から繋いだ。
「…どした?」
「ううん、やりたかったの」
「かわいすぎかよっ//」
カメラか回ってるにも関わらず、マサイは耳まで真っ赤に。
そしてしばらくした頃、ぺけたんもだほちゃんも私に駆け寄る。
マサイは冷蔵庫からあるものを出してきた。
「え、なに?…って、ケーキ?!」
「「Happy birthday!!!」」
こんなみんなに祝ってもらったことない。
お母さんが死んでプレゼントもなかった。
一人暮らしを始めてからも、誕生日なんて忘れてた。
「そうだ、誕生日なんだ!」
「19歳ー!」
「若いなぁ」
するとシルクはカメラを回しながら楽しそうに言う。
「実は、スペシャルゲストがいます!」
「え?」
一際大きな縦長いダンボールからある人が。
それは歌い手になってからずっと会いたかった歌い手さん。
「天月さん?!」
「七彩ちゃんおめでとー!!!」
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せいら/うおたみん(プロフ) - 愛恋さん» 返信ありがとうございます!短編集!そちらも楽しみですがまずはこのお話の続きが楽しみです!!これからも応援してます^^ (2019年12月4日 0時) (レス) id: 7f727240ff (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - せいら/うおたみんさん» コメントありがとうございます!もしかしたらおまけみたいな感じで短編集で出すかもしれないです!楽しみにしててください^^* (2019年12月3日 7時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 次の小説楽しみです!R1○は私は入れてもらいたいですが(おい)どちらでもいいと思います! (2019年12月3日 4時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - 妖艶なる幻惑の魔術師さん» そう言っていただけて本当に嬉しいです!ありがとうございます。新しい小説は来年からになるかもしれないですが、楽しみにしててください^^* (2019年12月2日 23時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - 瑠奈さん» 短編集ですか!そうしてみます!ご意見ありがとうございます! (2019年12月2日 23時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごはん。 x他3人 | 作成日時:2019年10月31日 23時